2022/02/26

オーディオの再開 - パワーアンプ


 私たち夫婦の楽しみの一つは骨董・ガラクタ市にいくこと、沖縄ではあまり開かれないので、昨年11月の終わりに休暇を取って、妻と縁のある名古屋へ。その頃はコロナ禍の緊急事態宣言も解除され、さあいくぞと、お目当ては大須観音骨董市と名古屋めし。 当日、早朝起床で意気揚々と出かけて着いたらなんと市が無い! 通りがかったおじさんが、『当面中止だよ、看板が出てたけど...』 うーん、ネットでは10月に久し振りに開かれたこと以外なんも書かれていたから無いとは思いもしなかったと妻に言い訳...

仕方がないので、近くの喫茶店で名古屋名物モーニングを頂き、大須商店街を散策していると、なんと、オーディオショップが連なっている通りがあった! 妻が入ってみたらといってくれたのでそれぞれのお店を覗いていって「オーディオクラブ響」という多くのヴィンテージ機器が整然とならんでいる落ち着いた感じのお店にはいると真空管アンプが数多くあり、奥では機器の修理をしている。棚をみているとMacTone M63 OTLアンプ...値段は十万円台前半。真空管アンプ・ファンとしてはOTLアンプは一度は使ってみたい憧れでした。大きさも今風の重厚長大なデザインとは違い37cm(横)x23cm(奥行)x16cm(高さ)と小ぶりなことも心をくすぐります。

いったんは店を出たものの、妻は気に入ったリユース店を見つけて時間がかかりそうだったので、再度「オーディオクラブ響」へ行ってアンプをみているとお店の方が話しかけてくれて、試聴へと。 おー、好みの音だとおもって聞きほれていたところへ妻が入ってきたので、「この音どう?」ときくと「いいんじゃない?」 との答え。同店で修理・調整・点検してあり、保証も付いているとのこと。スピーカー端子をバナナプラグへの交換もおねがいできるとのこと。ここまでくると、ちょっと上の空状態となり、値段交渉するのも忘れて、じゃー早めの私の誕生日のプレゼントto meでどう?、しばしの躊躇と会話のあとOKとなり、めでたく我が家に来ることになりました。  

我が家で出た音は?というと、私の好みにはまっていることもあってか素晴らしいそのものです。合計16本の真空管が使われているので結構熱くなります。

MACTONE M63 (OTL Power Amplifier) について:

1970年発売、マックトン初のOTLアンプ。1972年にはM63MK.IIが出ているので発売されたのはおそらく2年間なので発売台数もそんなにないのではと推測されます。 ネット上でも情報はあまり見つかりませんでした。

出力:20W+20W (8 Ω), 30W+30W (16 Ω)

真空管構成(片ch):6AU6 + 12AU7 + 6R-A3x6 (3パラSEPP)  

(参考資料:無線と実験 2018年3月号 「マックトンの歩み(1)」柴田 功著)

2022/02/23

アナログ再生へ 再開 ー その1

 

新たなブログへ引っ越したは良いが、色々とあって2回目の更新まで5か月もかかってしまいました。書きたいことはたくさんあったのですが...

12月の終わりごろにオーディオそして高校の先輩である友人がわざわざ恩納村まで訪ねてくれました。それまではまだ、CDとWifiによるストリーミングしか聞いていなかったのですが、いくつかのアナログ盤を頂いたことで、がぜんアナログ再生の意欲が出てきて、早速年末休暇を利用して、ANK Audio Kits (旧 Audio Note Kits)L3 Phono (Version 1)フォノイコ(こちら)の電源トランスの電圧結線を230V仕様から100Vへ変更、ついでにトランスそのものをオーディオノートUK社のIHiB C-coreのものにアップグレードしました(ウィーンを離れる前に調達し引っ越し荷物と一緒にやってきた)。 文系の悲しさか、このあたりの理屈(こちら)は何度読んでもピンときませんが、結構音はよくなった印象です。