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2026/06/20

KS-Remasta カートリッジリード線の試聴



お借りしたリード線

少し前のことですが思うところがあって、KS-Remastaさんよりリード線をいくつかお借りして試聴しました。(過去のKS-Remasta リード線に関する前の投稿は: ここです) 

試聴したリード線は以下の通り:

KS-Stage 901 EVO.1-VK
KS-Stage 621 EVO.1-VK
KS-Stage 321 EVO.1
KS-VWS-Tempest.1/SR-NVK 
KS-VWS-Tempest.1/NVK

KS-VWS-Tempest.1/SR-NVK はすでに使っていますが、Linnのアームからの抜き差しが難儀であると話したら、是非比較対象にして欲しいと柄沢さんが送ってくださりました。

きっかけとなったのは、友人がOrtfon MC X40を貸してくれたこと。事情があって結局一月以上お借りしました、感謝です。

友人が貸してくれたMC X4 0

TD-124 導入(こちら)以降しばらく、カートリッジはShure M-44を使ってきましたが、去年暮れあたりからChuden MGシリーズを使い始めていました。 Chudenの良かったところは、現行品で音が良くて、価格も比較的安く、針も純正品がLP用だけでも4種類販売されているというところです。私は2つ購入し、同一のシェルにつけて、一つはステレオ盤用、もう一つはモノラル盤用(こちら)と使い分けていました。ほぼほぼ針圧調整のみで簡単に付け替えができたので、モノラル盤の結構持っている私には重宝するラインアップ。しかもステレオ盤も丸針と楕円針とを付け替えることで音の違いが楽しめます。

しかし、MC X40を取り付けて音質チェックに使っているレコード数枚聞いてみると、今まで何を聴いてきたんだと、オーディオでは久しぶりの大きな衝撃受けました。我が家のシステムでは取り付けてすぐから、高い音楽性とオーディオマニアの欲求を満たす高い解像度な音。よく聴いていたレコードから今まで聞こえて来なかった音が聞こえてくるだけではなく、演奏も今までより楽しめて音を聴くではなく音楽に没頭できる。自分にとってはほぼ理想のアナログ再生体験を得ることができたような気がしました。フォノイコ(こちら)のMC 入力での再生と昇圧トランス(こちら)を使っての再生でかなり音の変化がありました(好みはトランス使用)これで良しとすれば良いところを、オーディオマニアの悪い癖が出て、もっと良い再生ができるのではないか?と欲が出てシェルリードを替えて試したくなったという次第です。

同時に優柔不断なところも出てきて、MC X40は良いけどモノ盤をかけると盤によってはサーフェスノイズが結構大きく聞こえる。簡単にモノとステレオカートリッジを交換できる環境も捨て難い。ではMCX40を買うよりかなり安価なChudenのCN-36BPH(無垢ダイヤ・ライン・コンタクト針+ボロンカンチレバー仕様)はどうか? MCX40には及ばずともそれに近い良さが出てくるのではないか? じゃあ、MCX40を借りている間に試そうと購入。

Chuden MG-36BPH

36BPHは十分に期待を満たすものでした。特にMC X40と比較さえしなければここまでできれば良いという感じのカートリッジ。一般的な感覚ですと安くはないですが、オーディオマニア的には高コスパ製品だと思います。音の方向性はMC X40と同じ向きかとの印象で、私にとってはX40の方がより音楽性が高く、音がより自然な感じがしました。価格を考えるとX40の方が良いのは当然。ただし価格差に応じた違いかというと経済でいうところの収穫逓減の法則があてまるかと考えます。これはオーディオ機器全般に当てはまることではありますが…。

さて、肝心のリード線ですが、とても面白かったのが針や使用するカーリッジなどでの相性が割とハッキリとあったということです。ある組み合わせではStage 621が良くて他ではTempest.1/SR-NVK が良かった。 ただし、同じシリーズ内での比較ではグレードが上がるとハッキリとした音質向上が聞き取れました。残念なのはStage921に関しては、我が家にシステムではその良さが出しきれなかったという印象です。921はMCX40より高価な商品ですので、カートリッジ、フォノイコ、アンプ、スピーカーとそれに見合ったものでないとその実力は聴き出せないのではないかと思いました。

現在、Sforzato DSP-Corvus(こちら)が不調でメーカーの元へ帰っており、音楽を聴くのはアナログ再生がメインとなっています。MC X40は友人の元に戻ったので、主にMG-36BPHでレコードを聴いていますが、やはりMC X40での再生体験が忘れられません。やはり、いくしかないのか?とは思っていますが、最近は色々と出費が多いのでしばらくは我慢です。



2026/05/05

Mir LineStageプリアンプーその後


暫く前に書いたプリアンプ アップグレード顛末(こちら)のその後です。 まず音ですが、聴けば聴くほどエージングが進んで良くなり、今年はじめごろに落ち着きました。しかし、今度は電源を入れて暫くするとゴソゴソという音が右チャンネルから聞こえるようになりました。まずはパワーアンプに繋ぐラインケーブルの左右を入れ替えてきくと今度は左から聞こえます。これで原因はプリアンプが上流だと判断。入力ソースを変えてもガサガサには変化がないので原因はプリアンプだと特定。 試しに少し叩いてみるとガサガサ度が変わります。それじゃあ真空管かどっかの接触不良かと考えて、とりあえず真空管を左右入れ替えても、ガサガサは変わらず右から聴こえます。 こうなったら接触不良だと思い、ふただびアンプを開いでチェック。ここで大切なのはコンデンサの放電。 高圧の電気なので念には念を入れて作業します。アップグレードで高圧B+回路の平滑コンデンサの容量が増えたので放電には時間がかかるようになったので、鰐口グリップ付きリードと5Wの抵抗器を使って時間が短縮されるようにしました。 割とすぐに半田づけ不良と思われる箇所が1箇所見つかったのでそこを直して、他には見当たらなかったので蓋をして、プリアンプをラックに戻して聴く。おお、無くなったと喜んでいたのも束の間のこと、ゴソゴソが始まった😐 もう夜だったのでその日はこれはおしまい。 数日後の仕切り直しでもう一度蓋を開けて、コンデンサを放電して、チェックを開始。 不良箇所らしきところは見つからず、ここからが悩みの始まり。 音楽を聴いていると、ゴソゴソが始まる。日によってはすぐの時もあれば、30〜40分後の時もある。例の如く叩くをほぼ収まり再発しないが、叩いても直らない時もある。仕事も忙しくて、二週間ほど我慢していたが気になってしようがないので、自分でも脈絡が不明であるが、前のブログに書いた電源ONを示すLEDは発光しないことを直そうと思って新たに調達した緑のLEDを取り付ける作業を始めたのだが、そこで右の出力トランスにB+電源を供給するリード線を基盤に取り付けている部分に半田付け不良のあることを見つけて、それを直す。 電源を入れるとLEDが発光することを確認し、明るさを調整。プリアンプをラックに戻して暫く音楽を聴くがガサガサは出てこない。ぬか喜びにならぬように翌日も翌々日も数時間ずつプリアンプとパワーアンプに電源を入れて確認。これで問題解決! やったー😄



 




2025/11/27

Mir LineStageプリアンプのアップグレード→不具合😞→復活😄


前回の更新から3ヶ月以上経ってしまった... とにかく忙しくてストレスと溜まった時期でした (まだストレスは抜けていませんが…😵)  

この際にと思って、プリアンプの更なるアップグレードに取り組みました、9月初め頃のことです。 行ったことは以下の通り

  • オーグラインターミネータ(https://aug-line.com/products/terminator)を電源部分に導入。 最小はBybee 素子(こちら)を考えていたのですが、円安に加えて、どのパーツサイトでも値段の高いプレミアム・バージョンの在庫しか無く、どうしたものか?かと思っていたところ、中古でこれを買うことができました。製造元の廃業で入手困難なパーツです。
  • 音声信号入力箇所の抵抗をVISHAYのVAR-Series Z-FOIL RESISTOR(こちら)に交換。
  • 音声信号が通る箇所の配線材をACW-EX (7/0.3mm) PC-Triple C/EX 機器用配線材 (こちら)に交換。

アムトランスのSATS L-pad型 ステレオアッテネーター

貴重な週末を費やして、アップグレードを施して、期待に胸をときめかせてプリアンプをメインシステムに設置して電源を入れると何故か左チャネルだけ盛大な雑音、慌てて電源を切る。念のため、ラインケーブルを左右逆にしてスイッチを入れると今度は右から。これはプリアンプが原因としか考えられないと、作業台へ逆戻り。 色々とやって、再度テストを試みるも、今度は全く音が出てこない! 困った、正直 かなり落ち込みました。

オーグラインターミネータ

ここからが長い道のりでした。ただですら時間が取れないのに、いくつかの貴重な週末を費やしても治らない😫  思い切って、内部配線を全て外して、配線材も全て新調し取り付け直し。 このプリアンプはリレーやタイマーICがふんだんに使われているので、念の為それらのスペアもMoserやRS Components で探して調達。 その中でも特に怪しいと思われた (単なるカンですが…) タイマーIC(LM555N)を2個、新品と交換、ついでに真空管もスペアで持っていた新品と交換。 作業台のある部屋にしまってあった使っていないスピーカーとパワーアンプでテスト環境もつくったので、まずはそこでテスト。 何故か、電源ONを示すLEDは発光しないが、リレーが入った作動音が聞こえたので、音を出してみると、ちゃんと出た🥳 嬉しかった! LEDに関してはその後色々と調べて、テストもしたけど どこが悪いのか皆目見当つかずなので、とりあえず後回しにして、プリアンプをメインのシステムに繋ぎました。 ちゃんと音が出て、安堵。でも、とても変な音。 まずはエージングだと気を取り直して、でもオーディオマニアにとっては極度に落ち込むほどのあまりにも酷い音なのでパワーアンプの電源は入れずにソースとプリアンプだけでエージングを約100時間程度。なんとか聴けるレベルになって、やれやれです。 肝心のアップグレードの音質的効果ですが、音は良くなったと思います。(これだけやったのだから気のせいでも良くなったと感じたい!)  あと100時間ぐらい鳴らしたらもっと良くなることを期待しています。

2025/08/15

プリアンプの出川式電源化

改造前

もう、ひと月ほど前のことですが、K&K Audio社のプリアンプ Mir Line Preamp (こちら)のA と B+電源を出川式電源改造しました。在庫がなく入荷待ちだった、Sforzart の Corvus とGeminiが来る前にやってしまおうと思っていたのですが、思いのほか早く届いたのでタイミングは前後してしまいました。

実はこの改造、1年ちょっと前に思いついて、一度になるには部品代もばかにならないので、まずはB+電源を改造しようとそのパーツを入手していたのですが 仕事で2つのポスト兼任のお役目を仰せつかって、急に忙しくなってずっとそのままになっていました。で、やるなら一度にか片付けてしまおうとA電源用のパーツも購入。いざ作業開始というときに前に買ってあった B+電源のパーツが見つからず1時間ほどかけて押し入れを探すというハプニングもありました。還暦を過ぎるとそれなりに衰えを感じます😑

予備のパーツとして大事にとっておいた虎の子のブラックゲートコンデンサーもそろそろ使っておかないと悪くなるかもしれないのと思ったので、それらも投入。出川式電源化で追加画筆なもの、基板に取り付けてあったコンデンサも一部ブラックゲートに変えました。サイズが大きい追加・交換のパーツの配置・配線には結構難儀して、思ったより大仕事になり、だいぶ時間がかかってしまいました。

完成後、何度も配線などを確認して、通電し、チェックポイントの電圧を測って全てほぼ基準値で胸を撫で下ろします、やれやれ。早速 システムに入れて音が出るかチェック。 これだけ色々と替えるとエージングに時間がかかるのはわかっていたので、特にプラックゲート・コンデンサはエージングに時間がかかることで有名でしたのですぐに良くなることは期待せず、ずうっとエージング。最近やっと効果が出てきたところ。最近、特に何も変えていないアナログ再生で、ふと「あれ? こんなに音が良かったけ?」と思うことが頻繁に出てくる様になり、やっと今回の改造の成果が聴こえるようになった!とニンマリしています。

ちなみに改造作業中はもともと下の子のために買ったのだけど、結局置いていったのでうちの押し入れにしまってあったBurson Audio Soloist Pre-/ Headphone Amp (こちら)を使っていましたが改めてその良さを認識しました。これだったらBursonで良いかもとは思いつつ、アップグレードの効果が聞こえてくるとやはりアンプは球だよな〜と負け惜しみ!?

ちなみにこのプリアンプはK&K Audio社が廃業したので今では入手はほぼ不可能。趣味としてのオーディオ(特にDIY)はもうだいぶ廃れてしまい、残念です。時代の移り変わりといってしまうとそれまでなのですが…

改造

2025/07/30

Sforzato DSP-Corvus + PMC-Gemini


メディアコンバーター導入(こちら)で我が家システムのデジタル再生の伸び代の可能性を感じて、散々悩んだ末、清水の舞台から飛び降りる気持ちでSforzato DSP-Corvusの導入しました。2ヶ月ほど前のことです。Grimm のMU2に憧れていたのですが、予算的にどう足掻いても無理でした。

Sforzatoを選んだのは、昨年夏にオーディオ仲間のお宅を訪れた際にDSP-Pavoを聴いたことがきっかけです。素晴らしい音のシステムで、その訪問がRoon導入(こちら)のきっかけにもなりました、感謝です。デジタル音源再生からより良い音を出すにはデジタルプレヤーのアップグレードが必要であると思い始め、中古のPavoをオークションなどで探しましたが、出品があまりありません。出てきてもPavo の後継機がかなり高額なものになったこともあってか、落札価格は新品時の値段とほとんど変わらず、競り落すに至りませんでした。懐的に同社のDSP-Carinaが良かったのですがその時はまだRoon Readyの認証がおりておらず、「…1筐体の中にトランスポートとDACを納め、ZERO LINK相当の通信でつないで…」 という点も大きな魅力で一大決心をしてCorvusに決めました。




やはりクロックは肝なので、PMC-Geminiも合わせて導入。PMC-Delphinusの方が良かったのですが、こちらも予算的に無理でした…。いずれはアップグレードしたいと思っています。

CorvusとGeminiに大いに満足しています。しかし、まだCorvusの実力は引き出せていないような気がしてなりません。もしかすると音源ソースの機器を大幅にアップグレードしたため、音質的なボトルネックは実際にはその他のところにあったということが表に出てきたのかもしれません。今までの経験ですと ファイル音源再生のためのデジタル機器は、使いこなしでその良さが引き出せた音という事の方が多かったという印象です。今回も例外ではない様です。 

我が家のシステムでは、Corvus は出力するアナログ・インターコネクト(ライン)ケーブルを替えることで音がはっきりとそして大きく変わります。まだ最適なものを探し出せていません。我が家のシステムで実際に試さないとわからないけど、一々買うことは出来ないので、手持ちものも・自作・或いはお借りできるものを試しています。 同じ導線でもRCAかXLRで繋ぐかで結構音が変わるし、プラグそのものを変えるとまた音は変わります。 変化の度合いは異なりますがケーブルを替えるたびに、私だけでなく、妻が聞いてもはっきりとわかる違いです。訪ねてきたオーディオには全く素人の音楽家の親戚にも聞き比べてもらったら、ケーブルを変えただけでこんなに変わるのかと驚いていました。最終的には自分の尺度・好みでの決めないといけないのですが、この判断がおそらく一番難しいと思っています。まあ、オーディオ・マニアの楽しみの一つといえばそうなのですけどね。ぼちぼち進捗を書いていきますので楽しみしていてくださいね。

2025/06/30

Roon Nucleus One


発売されてしばらくは、発送がアメリカ国内に限定されていた、Roon Nucleus One。 前回書いたようにメディアコンバーターの導入による音質の大向上(こちら)でテンションが上がっていたおりに、夏にアメリカから友人が遊びに来ることの連絡。それでは買って来てもらおう(もちろん代金は私払い)と思ってRoonのサイトを見ると、なんと発送地域が広がっていた! やはりに物事は進んでいくもだ。 自分だけ遅れをとっていた感じ。日本への発送もO Kでその場合はシンガポールの代理店からの購入とのこと。値段を見ると円換算でアメリカより高いが、友人の手を煩わせるほど大きな違いではない。それだったら、いつでも買えるかと一安心して購買欲は収まったが、数日後に起業10周年の10%割引のメールを受け取った。しかも3日間限定。これは何かの啓示か?と勝手に言い訳をつくって注文。これが5月前半のこと。

送料が高めのもの一択だったこともあって、ものはFEDEXで数日後に到着するも、仕事が怒涛の忙しさで、しばらくは箱からも出してもらえず部屋の片隅で待機。しかし、結構大きな箱だったのでアメリカから来る友人に頼まなくて良かったと胸を撫でおろす。

6月に入ってすぐの週末、数時間の暇ができたので、ふと思いついて、今まで使っていた「やつろぐ」さんから購入したROCKがインストールされたNUC(こちら)と交換。 箱から出してみると、本体も結構デカい(24cm x 24cm x5.8cm) 。勝手にMac Miniと同じぐらいか?と思いこんでいたのでビックリ。置き場を作るためのアレンジに最も時間がかかってしまった。製品のスペックは事前にちゃんと読まないといけません😅

入れ替え後は、Roonアプリを立ち上げ、Roon Serverの指定をNucleus Oneに変えるだけで面倒な手続きは不要。RoonのUI・UXは今まで使ってきた音楽再生ソフトの中で最もストレス少なくて最高。

肝心の音は、導入直後は大分大人しく感じられると思ったが、数時間後には全く違和感が無い状態。NUCからどのぐらい音が良くなったかどうかは微妙だけど、私としてはRoon純正品を使っているという安心感は大きいかと思う。Nucleus OneもNUCと同じで使いこなしで音が良くなる印象 (こちら)。

私はRoonの公式サイトより購入(それ以外の選択肢があるかは不明):https://roon.app/ja/nucleus/one これからRoonをはじめられる方にはおすすめです。

2025/06/06

SFORZATO MC-RJ45Ⅱ ギガビット SFP メディアコンバーター


 
すでに2ヶ月ほど前のことですが、オーディオの大先輩で私のデジタルオーディオの師匠から写真のメディアコンパーターをペアで譲っていただきました。 ご存知の方は多いかと思いますが、電線LANケーブルから光ファイバーLANに乗り換えるための機械です。SFORZATO MC-RJ45Ⅱ ギガビット SFP メディアコンバーターで、『...低位相ノイズクロックを内蔵し、8層基板を使って両面をグランドとした超低ノイズ設計です...』 だそうです。(こちら:https://www.oliospec.com) 

使い始めてすぐにはっきりとした音質向上が聴けました。音の尖ったところが減って、情報量は上がり、より大きな音で聴いてもより煩くなくて効果絶大です。  メディアコンバーターとともに工夫された電源セットを譲っていただいたのですが、スイッチング電源のAC・DCアダブターで取り付け方向(極性?)の違いで音が激変。師匠には取り付け方向は替えて聞き比べを行うべしと伝えられてはいたのですが、ここまで変わるとは想像もしていませんでした。

ネットワークを介したで来るオーディオ再生は、ネットワークスイッチングハブ(こちら)やメディアコンバータ, イーサーネットケーブル(こちら と こちら)、各種アイソレーション (こちら)など、音が変わり音質向上に寄与するとことが多くて使いこなしが大事、それにお財布も大です...😅が 上手くやれば良し悪しの変化が顕著に聴こえるのでオーディオマニアとしては面白くてやりがいのあるところでもあります。

このメディアコンバーターで我が家オーディオシステムの伸び代の可能性が見えてきたので、俄然やる気がでてきました。 

2025/03/12

JSPC Audio ネットワーク・スイッチング・ハブ HFS-X1.



あっという間に2ヶ月が経ってしまった,..

昨年末の大きな収穫(?)はJSPC Audioのネットワーク・スイッチング・ハブ HFS-X1 (こちら)、  これは文句なしに最高音質です! 

ウィーンを離れることが決まった時、帰国したらJSPC Audioのスイッチング・ハブを買おうと思っていたのに、先代のモデルが製造終了。 とりあえずNetgearの安いものを買って使って製造再開か新型を待つ。しかしいつまで経っても、新型が出る気配がないのでSilent Angel N8 (こちら)を購入。 

N8は、はっきりとわかる音質向上だったのだけど、シンガポールの会社が売り出している中華もののLHY Audio SW-6 SFPハブ(写真上から二番目、こちら)の記事をアメリカのオーディオウェブマガジンで読んで、衝動買い。 OCXOクロック、リニア電源、そしてSFP 端子までついたてんこ盛り仕様。 でも、繋いで出た音は、残念ながら今一つ。大失敗か?と思ったけど、気を取り直して、とりあえずネットワークにはN8を戻して、S W-6は何も繋がず通電を続けてみることにした。2ヶ月ほど経って試すと、N8より音が良かったので、選手交代。

SW-6にはそれなりに満足していたのだけど、デジタルオーディオの師匠からJSPC Audio のBlogのリンクが送られてきた。やっとこさ、新型ハブが出るようだ、だけど限定生産のため抽選。 色々と物入りの時期であり迷ったのだが、これを逃すまいと応募、見事に当選。何とか金策をして購入、めでたく沖縄まで送られてきた。 箱から出して繋いだだけの音を聞いてびっくり! HFS-X1は明らかに音が良い。これがちょうど去年の大晦日の2日前。今ではエージングも進みより音質が向上してます。

元々は、オーディオと全く関係のないLAN構築などに使われるネットワーク・スイッチング・ハブ。Streaming やRoonなどを使い始めると、音楽がのった信号は、ルーター内蔵のものを含め、ほぼすべて スイッチング・バブを通ることになり、結果ハブは音質を左右する要の機器となってきた。当然ながら通る音源信号の音質劣化をより抑えたハブが結果的には音質向上のためには必要で、システム内の他のデジタル・オーディオ機器がどんなに良くても、ハブが良くないとそれが音質向上の限界となってくるものだと考えられる。ネットワークケーブルを直接デジタル再生機器に繋いで、本格的にstreamingでハイレゾ音源などを楽しまれているオーディオ・マニアで、まだスイッチング・ハブをオーディオ用に替えていないのであれば、ぜひアップグレードされることをお勧めする。予算が許すのであれば、迷わずHFS-X1を買うべき、と思う。今は通常販売中のようです。(こちら) 

2024/12/27

2024年後半のオーディオを振り返って ー アナログ再生



今まで何度か聞いたことがあって、憧れであったTD-124が我が家にやってきました。具体的には: TD124Mk.1+SME3009S2初期型(レストア済)オリジナルケーブル付+英国製アームボード+デンマーク製キャビネットという構成で Grey Audio(こちら)リストア済みのものです。



カートリッジはGrey Audioのブログにその良さが度々書かれてるShure M-44をつけてもらいました。実家で使っているG T-750 (こちら)にも付いてきてその可能性は感じていたので、先ずはこれにしました。ヘッドシェルはSME純正品。ロゴにShureが入っているのは、一時同社がアメリカの輸入代理店をやっていたということなので、その時代のものでアメリカからやってきたのもであると推測されます。当時のアメリカでは、メーカーの社名に加えて輸入会社のロゴを併記することがあった様です。アメリカにいた頃、Sonyのビンテージ機器にSony by Superscope(輸入元)と表記されているものを複数みたことがあります。


 SME3009は、ずっと前から一度は使ってみたいと思っていたアームです。色々と調整できて、その仕組み・メカニズムがよく考えれらていると感心。ただ、現代のアームとは勝手で異なるところも多いので戸惑いながら使っています。

TD-124の購入を決心したのは、あるオーディオ・ライターの方に、TD-124はオーディオより音楽を楽しませてくれるプレヤーであると聞いて、自分がアナログ再生に何を求めているかということと、今までなぜ何度もTD-124の音に惹かれることがあったのかということに合点がいったことが大きかったかと思います。氏は、TD-124はもっと良いカートリッジを使いたいとか、アームを変えてみようとかという欲求をほとんど抱かせず、これで音楽を聴くことで満足させてしまう様なプレーヤーであるというのです。氏はこの様な機器は楽しめるのだけど仕事にならないので3回入手して3回手放したということでした。私もそれなりの人生経験を持つ年になっているので、嗜好品であり・基本的に主観的で良し悪しが決まることが多いオーディオの音についていくら専門家とはいえ他人である方の言葉を鵜呑みにはしませんが、今回は氏が話されたことが、私が感じていたことを的確に説明できたのだと思いました。

実際に我が家のシステムで聞いてみるとまさにそんな感じです。音質的には私の耳には我が家のLP12に勝るとも劣りません。このLP-12は90年代の個体ではありますがTrampolin, EKOS、LINGO付きで当時のフラッグシップ構成。それにKrystal(カートリッジ)と 最新バージョンのT-Kable(フォノケーブル)をつけています。このモデルの発売当時の価格に今使っているカートリッジとケーブルのコスト加えるとレストアされたTD-124の軽く倍以上のものとなります。こう考えるとコスパは良い😅 今までかけたほとんどのすべてのレコードで、元々の録音の良し悪しに関わらず、それなりに音楽を楽しめることがTD124をやってきて一番良かったことと感じています。もちろん、あまりにも素が悪くて流石にちょっと…というレコードも数枚ありました。とは言っても、所詮オーディオ・マニアですの近々、手持ちのほとんど使っていないDL103をTD124で試してみたいと思っています。😁

終のターンテーブルをと求めたものですので末長く付き合っていきたいと思っています。LP-12はウィーンの友人に譲ってもらって手をかけて使ってきた思い出の品なのでこちらも大切にしていくつもりです。

2024/12/22

2024年後半のオーディオを振り返ってー デジタル再生 その2 Volumio RIVOの使いこなし

VolumioのRIVO使いこなしです。まずは、PRIMOでやってこと(こちら)を継続。ただし、DCプラグの大きさが違ったのでFIX Current +CPM sp のプラグを内径Φ2.5mmから2.1mmへ変更。しかし、ちょっとの動き・振動で接触不良が起きて電源が切れることがありRIVO がリブートする。同梱のAC/DCアダブターのプラグは音叉型がついていたので、それを取り寄せてやっと解決。 

PRIMOより音が良くなったとはいえ、気になることもあって投資に見合った向上かどうか納得できず、ネットのレビューにはRIVOはAES/EBUかUSB接続の方がRCA・S/PDIFより良いと読んで、AES/EBUへ変更。はっきりと聞き分けらる音の変化だけど、どっちが好きかは甲乙つけ難い。しかし、しばらく替えておくことにした。

まだ納得いかず、やはり電源か?と迷いに迷って決断して、出川式 2.5A 、5V、定電圧電源ACアダプタ-キット (こちら)のカニトランスバージョンを…。これでRIVOの音質は別物のごとく向上! 

それでも、夏にオーディオ仲間のお宅でSFORZATO DSP-Pavoを聴かせていただく機会があって以来、今も同社の新製品 DSP-Carina (こちら)が気になっています😅

2024/12/19

2024年後半のオーディオを振り返ってー デジタル再生 その1 Volumio RIVO

 



手術の後、執刀医の勧めで3週間ほど自宅療養と言っても半分は在宅勤務で今月無事職場復帰。ほぼ一月ぶんの懸案を片付けるべく、12月はすでに出張3回😑 長らく書けなかった今年後半のオーディオを振り返ってこれから数回ブログ投稿をします。

デジタル再生のアップグレードを図り、財布と相談しながら色々と考えた末、Volumio RIVO(こちら)を注文。 これに決めた理由は他のストリーマーと違ってVoumioという音楽再生に特化した独自のOS・アプリがありつつRoon Readyでもあること。Volumioはすでに初期型のPrimo(こちら)で使っておりそれなりに音が良いのはわかっているので、Roon環境を準備しなくても使えるということでした。

入荷まで一月ほどかかって、7月に我が家にやってきました。初期型のPrimo(こちら)よりだいぶ音質はあがったような気がします。その後、使いこなしを色々と試し、だいぶRIVOの良さを引き出せてきたと思っています。

2024/09/07

実家のオーディオ  ー その3 <とりあえずの結び>


実家のオーディオの音を特に良くしてくれたアイタム2点。 その一つが、WE 16GAのスピーカーケーブル(上の写真)。スピーカーとの相性が特によく、InfiniTesimalがバランス良い音で鳴ってくれるようになりました。 

もう一点がShure V-15 Type III。 20年近く前、アメリカに住んでいた頃に中古で購入。結局使うことなく仕舞い込んでいて、2ヶ月ほど前にアナログ関連部品の箱を整理していた見つけた。持っていたことも忘れていた😅 使えるかどうかわからなったのですが、繋いで、レコードをかけたらちゃんと鳴る。しかも良い音! 

これら2点で実家のオーディオの音は格段とアップしました!


2024/08/27

実家のオーディオ  ー その2 <つづき>


前回からの続きです。 デジタルは最初パソコンのイアフォンジャックからアンプへ変換ケーブルを使って繋いでいたのですが、その後 Sonos Port (https://www.sonos.com/port)を購入しストリーミングで楽しんでいます。いわゆるネットワークプレヤーのようなものですが、機能がファイルが24/44.1との限りがあります。ソフトのUIがよく手頃で、音も悪くはないのでお気軽に既存のオーディオに繋いでストリーミングで音楽を聴けます。ソノスは10年以上前からずっと長く使っており、恩納村の自宅でもVisualとBGM用に活躍してくれています。

実家のオーディオの音ですが、これで充分だと思える音です。 特に良いのは音の傾向がオーディオの趣味的に音が云々ではなくて、(恐らく)一般の多くの人たちも良い音だと感想を述べるであろう音で音楽が楽しめることかと思います。 僕のオーディオの趣味的格闘・試行錯誤をはたで聴いてきた妻は『ボリュームあげて…うんうんいい音だね、後は音源の音の良し悪しだけだね〜…』とのコメント。オーディオマニアとしては認めたくないのですが、心の中では認めざるを得ないなあ〜と思った次第。

これらを揃えるまではヴィンテージ・オーディオに懐疑的でした。ヴィンテージの方が良いとまでは言いませんが、今はオーディオの黄金時代の機器には良い音で音楽を聴かせるというソウルまたは哲学のようなものが強く感じられると思っています。

ーつづくー



2024/08/20

実家のオーディオ

INFINITY InfiniTesimal


色々とあって、1〜2ヶ月に一度は様子見をしないといけないので、実家に泊まり数日リモートで仕事をしています。やはり、音楽が聴きたくて、オーディオを揃えました。もう1年ほど前のことです。

要のスピーカーはもう35年以上前に中古で買ったInfinity の InfiniTesimal (以前のブログの投稿)。 相棒のアンプやスピーカーケーブルにうるさくてなかなか上手くなってくれない手強い奴。 去年、お付き合いのあるヴィンテージ機器専門のショップてメンテしてもらい、ほんの少しだけ素直になってくれたかな?

過去の経験だと、Sansui のプリメインアンプと印象が良かったのですが、最近は価格も上がって尚且つ良い中古品も少ないようで、メンテしてもらったショップにアンプを見繕ってもらったところLuxmanが良いとのこと。メンテ後の試聴テスト中に伺って、在庫のあったソリッドステートのL-308と管球式のSQ-38 FDを我がスピーカーに繋いで聴かせてもらったところ、やっぱり真空管です。

GTがGigantic and Tremendousの略とは知らなかった!

実家に置いてあったレコードを聴くために、アンプと一緒にレコードプレーヤーも...カートリッジはShure M 44Gをつけてくれました。

ー つづく ー

2024/06/30

SUPRA USB 2.0 EXCALIBUR ケーブル


音楽ファイルを保存している外付けSSD の接続に使うUSBケーブルですがいくつか使ってみて、Supra のものに落ち着いていましたが、音的に気になる事が出てきて、2年ほど前に発売された上位商品である Excalibur (https://www.saec-com.co.jp/product/supra-usb-20-excalibur/ )  にかえました。


2011年発売の従来品(出典:https://saec-com.co.jp/product/supra-usb20-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA/


従来品は音が良くてオーディオマニア向けUSBケーブルとしては格安でとてもコスパが高い製品ですが11年後にあえてUSB2.0と銘打って発売されたExaliburはどうなのか? データ導線は銀メッキ無酸素銅のツイストペア、電源導線は4本の錫メッ銅線のスターカッドというデータ導線部分と電源導線部分の素材・構造をそれぞれに適正化し、下の図のように内部で完全に分離して、シールドもより強化という、スペック的にはいかにも音がよくなりそうな期待を持たせます。
Excalibur の導線構造 (出典:https://saec-com.co.jp/product/supra-usb-20-excalibur/


従来品と比べると音的には端正で特に高域がすっきりと伸びていくという感じです。情報量も上がった感じ。ちょっと硬めの音ですが、多分エージングで良くなるのでしょう。コスパは良いと思います。

早めの夏季休暇をいただき旅行に行くので、更新は遅れるかも知れませんが悪しからず。


2024/05/09

ジャズ喫茶 その2



名古屋の所用で行く先の近くにあるジャズ喫茶 (hhttp://variable-reluctance.com/)。ネットで見つけて前から行きたいと思っていたのですがやっと行くことができました! 

とてもcozy なお店で、オーディオの音は、前回行った「いーぐる」(こちら)とは大きく違った傾向の熱い音。 アメリカやウィーンのジャズ中心の中古レコード店に置いてあるオーディオの音を思い起こさせる音でした。

オーダーしたアイスティーも美味しかった。

このようなお店に行って良いのは今まで聞いたことのないレコード、知らなかったアーチストに出会えること。この日も収穫がありました。

2024/04/25

Haigner - PianoForte Loudspeakers - ネットワークパーツのアップグレード Part II


私が今使っているスピーカーは、ウィーンのオーディオ友達でもある David Haigner氏主宰するHaigner 社 (こちら)の「PianoForte」です。 前回のアップ・グレード(こちら)で好みの方向で音が良くなったとダビッドさんにメールして、暫くしたら彼から、ネットワークのコイルの一つをより抵抗値が低い銅箔のものに変えると良いよとの連絡。 もう、去年の7月ごろのことです。そうかと早速パーツを入手したものの、なんだかんだで今年1月の終わりにようやく取り替えました。前回の経験があったので今回は1時間弱で手際よく取り替えることができました。

2ヶ月程たって、エージングもだいぶ進みとても良い感じで鳴ってくれています。全体の解像度が若干上がり、特に低域の質感がかなり向上し、アコースティック・ベースが胴鳴りを伴って実体感を持って聴こえるようになりました。こうなると音楽を聴くのがより楽しくなってきます。


2024/04/13

初代 Volumio -Primo version1 の使いこなし A&R Lab FIX Current +CPM spなど

 


前回(https://isakusphereokinawa.blogspot.com/2024/02/volumio-primo-v1.html)からの続きです…。

まずやったのは電源回り、付属の電源アダプターをGaN (窒化ガリウム) USB充電器に変えてトリガーケーブルを出川式電源の FIX Current +CPM sp (詳細はこちら、A&R Lab HP) 介して接続。 これは優れもので、安くはないですが、我が家のシステムではそれだけの音質向上効果があると思います。GaNアダプターもメーカー、容量(W数)などの違いで微妙に音が変わります。色々と試して、ELECOMの45Wのもの(アマゾン)に落ち着いてます。トリガーケーブルも然り。我が家のシステムでは安いアマゾンで買ったもの(こちら)がオーディオ用の高級品より好みに合っているようが気がしました。



PRIMO version1とWeiss DAC2の間は、SPDIFでRCA 端子デジタルケーブルで繋いでいます。15年ほど前に使っていたオーディオ用のRCAデジタルケーブルだとなぜが信号が通じず、知り合いの録音エンジニアの方がFBで紹介していたBelden 1695とカナレのデジタル(映像) 専用75Ω RCA 高周波用プラグを使ったケーブル(こちら)を購入。 とても音が良く、オーディオマニア的には考えられないコスパの良さ。高いものを買う前に是非これを試してください。

Primo version 1は、サンシャイン ボード(こちら)の上に置樹、DAC からプリアンプの間はアムトランスのケーブル(こちら)を使っています。

2024/03/28

ジャズ喫茶と秋葉原

急な出張。しかし春休みのど真ん中だったので、希望する時間のフライトが取れず20時15分発の最終便。 予定通り15時に打ち合わせが無事に終わったので、どうしようかと思案し徒歩20分の四ツ谷駅まで歩き、一度は行ってみたかった「いーぐる」でコーヒーを飲む。良い音で素晴らしい音楽を聴くと疲れも吹っ飛ぶ。オーディオ的にも得ること多し。

 

ジャズを聴きながらコーヒーを飲んで、そうだ次のDIYプロジェクトの部品を買いに行こうと思い立ち、電車に乗って秋葉原へ。平日なのにものすごい人、しかも、インバウンドの方々がほとんど。 ここでは日本人はマイノリティー。 一昔前の電気街としての賑わいはないものの、多くの部品屋さんは健在。ネットで探すと結構時間がかかる部品探しはものの20分程度で終了。素晴らしい!の一言。店員さん達は皆さん親切で私のような文系アマチュアのど素人な質問にも親切に答えていただき感謝。一昔前とは違う。

出発時刻までまだ4時間もある〜と思いながら羽田に向かう。羽田ではまずHubへ行ってギネスを飲みながらスポーツ観戦。アイルランド人の友人曰く、ギネスはつぎ方で味が変わる! ここのギネスは美味しい。その後ラウンジへ行って、仕事のメールを処理。家に着いたのは0時半。9時から会議があるのだが2時近くまで寝付けず。疲れた〜。


2024/03/15

Deutsche Grammophon the Original Source Series ーアナログ限定盤


オーディオは音楽を聴くためのものであるべきなのですが、オーディオマニアは往々に機器の音質へのこだわりが先に立ってしまい、主にその話ばかり書いてきたので、今回は音源の話を書きます。 半年ほど前にウィーンのオーディオ仲間であったノベルトさん(こちら)からメールで教えてもらったのが Deutsche Grammophon (DG) の the Original Source Series アナログ限定盤 (タワレコサイトの説明はこちら)。1960年代後半から1970年代前半にかけて、ドイツグラモフォンは4トラックのテープレコーダーで録音会場でのライブの演奏を2チャンネルは直接音、後の2チャンネルは間接音をとる形で録音し、ミックスダウンしてレコードをプレスするためのマスター・テープをつくっていたとのこと。このシリーズはこのオリジナルの4トラック・テープを再生しそれをダイレクトカットの手法でリアルタイムでミックスダウンして原盤を作りプレスした限定アナログ盤。(注:ここで書くオリジナルのテープとは、録音後編集した音楽的に最終バージョンのテープです)


ダイレクトカットなので当然ながらプレスされる枚数も少ない。クラシックなので爆発的に売れるということもないのか、ノベルトさんに教わってから調べてみると在庫がまだあったので早速2枚購入して聴いて、その鮮度の高さとリアルな臨場感にビックリ。早速、発売されているシリーズの他のLPをネットで注文し、発売予定のものを予約しました。



豪華な装丁でオリジナルテープの保存箱の記録用紙の写しが付録でついてきます。発売当初のものとは異なりジャケットは艶消しでシボ加工がされています。下の写真のように濃淡が微妙に違いますが(右側が初期盤)、新しい方がジャケット・デザイナーの意図するイメージに近いのではないかと思いました。


持っていたクライバーのベートーヴェン交響曲七番のドイツプレス初期盤と聞き比べました。演奏は同じですが、音質的には全くの別物。一言で言うならOriginal Sourceの方は最近の録音と言われても知らなければ、そうとしか思えない現代的な音質です。 音場感もよりライブに近い感じで楽器の位置関係がより明確に聞き取れます。初期盤はレンジが狭めで、オーケストラが団子になった小さめの場所に押し込められたような感じがします。 家人や友人にも聴いてもらいましたが今のことろOriginal Sourceの方が音が良いと言うのがコンセンサスです。

このLPはそれほどでもないのですが、レコードによっては空気感もかなり良く再現で来てるという感じするものも多くあります。今までDGのLPは、演奏は素晴らしいが、音質はそれほどでもないと言うのも多く、オーディオマニアとしてはいつも残念に思っていましたが、Original Sourceはそれを払拭して余りあるものだと思いました。

Original Sourceシリーズの特別サイト(https://www.the-original-source.com/)もあって、ここには当時の録音技師とOriginal Sourceをカットした技師たちとオーディオ評論家の対談を収めたビデオ(英語)などもあり、オーディオマニア・音楽ファンとしてとても興味深くまた新しい知識を得られるサイトです。『DGは品質管理が厳しかったため、マスタリングの工程も複雑でそれが音質的には良くなかった』とか、『技術の進歩とオーケストラ楽団員組合による就業時間短縮の圧力により70年代後半からはマルチチャンネルの多重録の変わっていった』 などなど 

Original Sourceが他のレーベルのLPも含めた比較で高音質盤かというとそうでないかもしれません。私の好みとしては同じ時代のDECCAやPhilippsにより音質が高い盤が多い様な気がします。また、DGの場合、デジタル化された音源の方が私の好みに合った音質に近い物が多い気もします。 しかし、DGにしかない名演奏は数多くあり、それらをアナログできるだけ良い音で聞きたい方は試しに一枚買って聴いてみても損はないかと思います。