2022/09/30

我が家のデジタル音源再生環境



今のところあまりブログでは書いていませんが、我が家のオーディオでレファレンスとなる音源はファイル・ベースのデジタル音源でその多くはいわゆるハイレゾ音源です。 音を良くしようとして色々とやっていくと結構複雑になってきて、簡単にまとめても上の図のようになります。 中心となるDAC もMacも2010年以前に発売・製造されたものです。もっと新しい機器が良いのでは?と思われるかもしれません。僕も何度も思いました。でも今の時点ではっきり聞き分けられる違いでこれらを超えるものというと、実勢販売価格 でも100万円を超えるものになってしまうので手が出せません。しかし、コンピューターの技術はそれらが音響のような特定の用途によっては有効なものであっても、汎用的にも優れていないと陳腐化していくのが残念なところです。FireWireなどはその良い例かと思います。これだけ技術が進んでいるので手頃で良い音の機器が出てきても良いとは思うのですが、オーディオの市場というのは利潤追求という感からは市場規模が小さいのかもしれません。ちなみにWeiss DAC2はまだ現役です。

中心となる機器はとりあえずはそのままにしておこうかと思っているので、次はネットワーク・スイッチイング・ハブをオーディオ用に特化したものに変えたいのですが、欲しかったJSPC製のものが製造終了となったようで、どうしようかと考えているとことです。

オーディオ全般にも言えることかもしれませんが、デジタル再生環境を突き詰めていくと、危機よりも音源の音の良さが再生する音の良さに及ぼす影響が大きくなってくると思います。そしてデジタル音源の音の良さはフォマート云々ではなく、やはり録音・マスタリングが決めてになると考えて良いかと思います。ハイレゾだからというだけでは必ずしも音が良いというわけではありません。もともと音が良かった古いCDをリッピングしたファイルが後から出てきたハイレゾファイルより音が良いということはよくあります。でも元々音が良いものは、往々にしてハイレゾの方が音が良いことが多く驚くほど素晴らしい音の音源も多くあります。さらにいうなら、デジタル音源の場合は、一般的に元々のマスターと同じフォーマット(例えば元々が24/44.1 だったら再生用の音源ファイルも24/44.1)の方がベターな場合が多いようです。 いずれにせよ音の良い音源を探すには実際に聞いてみないとわからないので、Qobuzのハイレゾストリーミングで聞いて音が良いものはファイルを購入しダウンロードして聴くことにしています。もちろん、音楽的には好きだけど音は良くないものやその逆も多いということはオーディオ・マニアである自分にとっては悩ましいところです。

上の図のデジタル機器に関し、過去に書いたブログの投稿のリンクは以下の通りです。ご覧ください。  まだ書いていないものに関してはこれから書いていきますので乞うご期待:

Syncro-Genius Master Clock:

http://isakusphere.blogspot.com/2017/10/audio-design-reading-syncrogenius-hd-pro.html

http://isakusphere.blogspot.com/2018/01/bnc.html

JSPC SE 1-USB:

http://isakusphere.blogspot.com/2018/01/jspc-audio-accessories-se1-usb-usb-uoc.html

Weiss DAC2:

http://isakusphere.blogspot.com/2019/02/dac.html

Audirvana 3.5:

http://isakusphere.blogspot.com/2019/06/audirvana-3511-for-mac.html

ケーブル類:

http://isakusphere.blogspot.com/2020/07/kondo-ksllpz.html

http://isakusphere.blogspot.com/2017/11/supra-cat8-ethernet-cable-with.html


2022/09/23

カップリング コンデンサの交換 ー Jupiter Vitamin-Q Silver Foil


今年始めに完成したElekit TU-8800 (ルンダール出力トランス+パーツアップグレード版)(こちら)、その可能性を最大限発揮させようと、いろんな真空管を使ってみていますが、何か引っかかるところがありました。 もしかすると、カップリング・コンデンサを替えると良いかもと考え、カナダのパーツ・コネクションが丁度コンデンサの2割引セールをやっていたので、今年発売されて気になっていた Jupiter Condensor 社のVitamin-Q  Silver Foil をゲット。早速交換しました。それまではVH  Audio  社のOil Damped Advanced Metalized (ODAM)を使っていました。


アンプから基盤を取り外してみると、案の定、Duelund 社の JDM-Ag Pure Silver Foil & Wax/Oil (銀箔、パラフィン紙、、オイル)からオイル漏れ。 Duelund の オイルコンデンサはとても音が良くて好みなのですが(こちら)やはり、温度が高くなる環境はダメなようです。 Jupiter Condensor社の銅箔・蝋・ペーパーのコンデンサも音は良いのですが、こちらも高温に弱く(こちら)かといって、Audyn  社のTrue Copper Max はちと大きすぎるので、こちらはとりあえず、手持ちのCharcroft Audio Silver Mica   と交換。


まだエージング中ですが、解像力がほんの少しですが上がった感じで、優秀録音盤の音源からは今まで聴こえなかった音が聞こえる事もあり、かといって音はキツくなく、低域も十分なので、とりあえずは良かったなと思っています。

2022/09/16

OYAIDE ( オヤイデ ) XLR/バランス・ケーブル AR910/1.3 導入



貯まったポイントを使って、CD プレーヤー(Bryston BCD-1 こちら)→プリアンプ(K&K Audio社 Mir Line Preamp こちら)間に使う為にオヤイデのXLR/バランス・ケーブルAR910/1.3を導入しました。

このCD プレーヤーはXLR接続の方が断然良い音で、今まではカナダのオーディオ・パーツ・ネットショップ(Parts Connexion)が独自に開発・販売しているConneX Cable BL-Ag (こちら)を使って自作したものを使用していました。 

試聴していて音がより広がり、情報量が上がり、定位感も向上した感じ。使い始めてまだ2日ほどなので、高域が若干硬めで、ディスクによっては低域が強調された感じもしますが、素性が良い音なのでエージングで良くなると思います。


2022/09/10

金月そば ー 読谷村


読谷村にある金月そば。最初に行ったのは2013年の夏(こちら)。奇しくも初めて今の私の職場を見学したのもこの時でした。沖縄への帰省に伴う観光の一環であったので、8年後にここに転職し、金月そばから車で15分ほどのところに住むなんて想像すらできませんでした。人生は不思議なもののですね。


前の投稿(こちら)で今の沖縄そばは、大雑把に言ってトラディショナルと創意・モダンなものに分けられると書きましたが、金月そばは、創意・モダンな沖縄そばの典型です。


具には、3枚肉と厚揚げ。麺は自家製生麺でどちらかというと細め。。


ソーキは炙ってサイドに付きます。8種の魚節だしのスープはとても美味しく、いつも飲み干します。僕が沖縄そばのスープの飲み干したのは2013年にここを訪れた時が生まれて初めて。今でもその美味しさには変わりがありません。 県外からのお客さんもみんな美味しいと評判。

僕も妻も、よっぽどのことがないと並んで待ってまで食べなくても良いということがほとんどですが、ここだけは30分ほど並んでも食べに行きます。 今は、読谷本店に加えて恩納店、那覇店もあり、行きやすくなったのでぜひお試しあれ。おすすめです。

金月そば HP: https://kintitisoba.com/



2022/09/02

Linn LP12 Lingo mk.1 (初代) の 修理


LP12が動かなくなった! でもモーターは動いている。試しに手で回すと動き始めてしばらくすると回転が安定する。 だいぶ年季が入っているので、外付け電源Lingoの問題か? ネットで色々と調べるとLingo はターンテーブルをスタートされるときにモーターのトルクを上げるために一時的に出力電圧をあげるらしい…。 おそらく原因はコンデンサーの劣化かと思い、Lingoを開けると、



どうやら、1991年の製造。 30年も経てばコンデンサーも劣化するよな、よく持ったなと思い、それぞれの値を調べて、どうせなら耐圧、耐久時間、耐久温度の高いもので取り付けに面倒がないように今までのと同じ底面の大きさのものをとそれぞれのコンデンサの大きさを測ってMouser で探して注文。ひと月ほど前のことです。


やっと時間ができたので修理を実施。電動ハンダ吸い取り器のおかげで二時間ほどで完了。

LP12に繋ぐと、プラッターを手で回さなくてもちゃんとスイッチオンでスタート。やれやれです。故障する前はスタート時にガタガタ、ゆらゆらと、まるでロートルがヨッコラセと立ち上がるようでそれがLP12の奥ゆかしさと思っていたら、今は若者がスッと立ち上がるように迅速にスタート。 そうですよね、今までは劣化したコンデンサーでがんばっていたんだなーと思いを改めました。

これであと30年? 多分僕より長生きするでしょう。

ちなみに私が使っている半田吸い取り器は白光のFR301。頻繁に使うのものではないのでどうかな〜と思いましたが、使うたびに買ってよかったと思ってます。