2022/06/13

Neotech の NER-OCC GD と NER-OCC RH RCA プラグ

 

2ヶ月ほど前の話ですが、アナログ再生周りのケーブルのRCAプラグをNeotech社のNER-OCCプラグへアップグレードしました。 一組はK&K Audio MCステップ・アップトランス(こちら)とフォノイコ(こちら)間、もう一組はフォノイコとプリアンプ間のラインケーブルです。Neotech DG-201 (こちら)からの交換です。両者の違いは素材で、DG-201はOFC(Oxygen Free Copper 無酸素銅)で作られており、NER-OCCにはUPOCC (Ultra Pure Ohno Continuous Casting) Copper つまり大野式(加熱鋳型による)連続鋳造法で作られた単結晶状超高純度無酸素銅が使われています。何が超高純度かというと、ここでは99.99998%のようです。ハンダは去年行ったハンダテスト(こちら)で最も好ましいと思ったMundorf Supreme 9.5%Silver  Gold Solder(錫88.6%/銅1.8%/銀9.5%/金0.1%)を使用。銅線はDuelund Silver Foil & silk in oil wire, version 1.0, 写真のように銅箔がオイルに浸された絹で巻かれたもので、Version 1.0 ですと銅箔の幅が2.5mm 厚さが0.25mmです。

色々と試した結果、今一番気に入っているものです。安くはありませんがこれで作ったラインケーブルは我が家比ですと20万円以上(1mペア)する既製品に匹敵するものがその数分の1に価格でできると思いました。4.5mm x 0.25mmのversion 2.0と6mm x 0.3mmのversion3.0がありますが、あまりも高価で使い勝手も悪そうなのでまだ試していませんがいずれ使ってみたいとは思っています。

アナログ再生ですので、若干柔らかしさが欲しいかなと思ったので、トランス→フォノイコ間は金メッキのNER-OCC GDをフォノイコ→プリアンプ間はとりあえずロジウムメッキのNER-OCC RHを使いました。

ムンドルフのハンダは無鉛で銀・銅の割合が高いせいか使いづらく、シールドしているトランス→フォノイコ間は特に難儀し、半日ほどかかって完了。ひと月ほどDAC→プリ→パワーアンプ間でエージングさせて、アナログ機器に繋ぎましたが、最近になってやっと音がこなれ本来の音が出ているような気がしています。

OFCのDG-201と同じ方向性の音ですが、NER-OCCはよりクリアでかつより自然、そしてより高い静寂感が得られるようになったと思います。こうなるとわかっていたら、他を試さずに最初からNER-OCCを買っていたと思います。


私はNER-OCCをここから買いました:hificollective.co.uk/phono_plugs/neotech.html

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