ラベル DIY の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル DIY の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026/05/05

Mir LineStageプリアンプーその後


暫く前に書いたプリアンプ アップグレード顛末(こちら)のその後です。 まず音ですが、聴けば聴くほどエージングが進んで良くなり、今年はじめごろに落ち着きました。しかし、今度は電源を入れて暫くするとゴソゴソという音が右チャンネルから聞こえるようになりました。まずはパワーアンプに繋ぐラインケーブルの左右を入れ替えてきくと今度は左から聞こえます。これで原因はプリアンプが上流だと判断。入力ソースを変えてもガサガサには変化がないので原因はプリアンプだと特定。 試しに少し叩いてみるとガサガサ度が変わります。それじゃあ真空管かどっかの接触不良かと考えて、とりあえず真空管を左右入れ替えても、ガサガサは変わらず右から聴こえます。 こうなったら接触不良だと思い、ふただびアンプを開いでチェック。ここで大切なのはコンデンサの放電。 高圧の電気なので念には念を入れて作業します。アップグレードで高圧B+回路の平滑コンデンサの容量が増えたので放電には時間がかかるようになったので、鰐口グリップ付きリードと5Wの抵抗器を使って時間が短縮されるようにしました。 割とすぐに半田づけ不良と思われる箇所が1箇所見つかったのでそこを直して、他には見当たらなかったので蓋をして、プリアンプをラックに戻して聴く。おお、無くなったと喜んでいたのも束の間のこと、ゴソゴソが始まった😐 もう夜だったのでその日はこれはおしまい。 数日後の仕切り直しでもう一度蓋を開けて、コンデンサを放電して、チェックを開始。 不良箇所らしきところは見つからず、ここからが悩みの始まり。 音楽を聴いていると、ゴソゴソが始まる。日によってはすぐの時もあれば、30〜40分後の時もある。例の如く叩くをほぼ収まり再発しないが、叩いても直らない時もある。仕事も忙しくて、二週間ほど我慢していたが気になってしようがないので、自分でも脈絡が不明であるが、前のブログに書いた電源ONを示すLEDは発光しないことを直そうと思って新たに調達した緑のLEDを取り付ける作業を始めたのだが、そこで右の出力トランスにB+電源を供給するリード線を基盤に取り付けている部分に半田付け不良のあることを見つけて、それを直す。 電源を入れるとLEDが発光することを確認し、明るさを調整。プリアンプをラックに戻して暫く音楽を聴くがガサガサは出てこない。ぬか喜びにならぬように翌日も翌々日も数時間ずつプリアンプとパワーアンプに電源を入れて確認。これで問題解決! やったー😄



 




2025/11/27

Mir LineStageプリアンプのアップグレード→不具合😞→復活😄


前回の更新から3ヶ月以上経ってしまった... とにかく忙しくてストレスと溜まった時期でした (まだストレスは抜けていませんが…😵)  

この際にと思って、プリアンプの更なるアップグレードに取り組みました、9月初め頃のことです。 行ったことは以下の通り

  • オーグラインターミネータ(https://aug-line.com/products/terminator)を電源部分に導入。 最小はBybee 素子(こちら)を考えていたのですが、円安に加えて、どのパーツサイトでも値段の高いプレミアム・バージョンの在庫しか無く、どうしたものか?かと思っていたところ、中古でこれを買うことができました。製造元の廃業で入手困難なパーツです。
  • 音声信号入力箇所の抵抗をVISHAYのVAR-Series Z-FOIL RESISTOR(こちら)に交換。
  • 音声信号が通る箇所の配線材をACW-EX (7/0.3mm) PC-Triple C/EX 機器用配線材 (こちら)に交換。

アムトランスのSATS L-pad型 ステレオアッテネーター

貴重な週末を費やして、アップグレードを施して、期待に胸をときめかせてプリアンプをメインシステムに設置して電源を入れると何故か左チャネルだけ盛大な雑音、慌てて電源を切る。念のため、ラインケーブルを左右逆にしてスイッチを入れると今度は右から。これはプリアンプが原因としか考えられないと、作業台へ逆戻り。 色々とやって、再度テストを試みるも、今度は全く音が出てこない! 困った、正直 かなり落ち込みました。

オーグラインターミネータ

ここからが長い道のりでした。ただですら時間が取れないのに、いくつかの貴重な週末を費やしても治らない😫  思い切って、内部配線を全て外して、配線材も全て新調し取り付け直し。 このプリアンプはリレーやタイマーICがふんだんに使われているので、念の為それらのスペアもMoserやRS Components で探して調達。 その中でも特に怪しいと思われた (単なるカンですが…) タイマーIC(LM555N)を2個、新品と交換、ついでに真空管もスペアで持っていた新品と交換。 作業台のある部屋にしまってあった使っていないスピーカーとパワーアンプでテスト環境もつくったので、まずはそこでテスト。 何故か、電源ONを示すLEDは発光しないが、リレーが入った作動音が聞こえたので、音を出してみると、ちゃんと出た🥳 嬉しかった! LEDに関してはその後色々と調べて、テストもしたけど どこが悪いのか皆目見当つかずなので、とりあえず後回しにして、プリアンプをメインのシステムに繋ぎました。 ちゃんと音が出て、安堵。でも、とても変な音。 まずはエージングだと気を取り直して、でもオーディオマニアにとっては極度に落ち込むほどのあまりにも酷い音なのでパワーアンプの電源は入れずにソースとプリアンプだけでエージングを約100時間程度。なんとか聴けるレベルになって、やれやれです。 肝心のアップグレードの音質的効果ですが、音は良くなったと思います。(これだけやったのだから気のせいでも良くなったと感じたい!)  あと100時間ぐらい鳴らしたらもっと良くなることを期待しています。

2025/08/23

Roon Nucleus Oneの電源強化 ー 出川式 Fix Current + CPM


Roon Nucleus One の電源強化をしようと思い、最初はリニア電源を考えて 出川式 2.5A 、5V、定電圧電源ACアダプタ-キット (こちら)のカニトランスバージョンはどうかと考えました。RIVO ではベストで無敵だったからです(こちら)。 そのアダプタ・キットを購入したPractSoundSystem (https://practsoundsystem.jp/) さんに相談したところ、Roon Server のようなコンピューター機器はスイッチング電源の方が良い、強いて言えば Fix Current + CPMにCPMをもう一個追加してみればどうか?との提案を受けました。 と、いうわけで Fix Current + CPMの端子無しバージョンとCPMを購入して工作したのが上の写真。スイッチング電源は私の友人でオーディオの大先輩かつデジタル再生の師匠おすすめのFSP社製のものです。

デジタル、特にストリーミングを含むファイル再生の音質向上に関して、 我が家で感じることは積み重ねということの方が多く、1箇所変えたら音が大きく向上したということはないけど、後でそれを外したら「あれ? 音が劣化した?」ことがよくあるというのが私の経験で、このパーツもそのようなものではないかと思ったというのが今の所の感想です。  

2025/08/15

プリアンプの出川式電源化

改造前

もう、ひと月ほど前のことですが、K&K Audio社のプリアンプ Mir Line Preamp (こちら)のA と B+電源を出川式電源改造しました。在庫がなく入荷待ちだった、Sforzart の Corvus とGeminiが来る前にやってしまおうと思っていたのですが、思いのほか早く届いたのでタイミングは前後してしまいました。

実はこの改造、1年ちょっと前に思いついて、一度になるには部品代もばかにならないので、まずはB+電源を改造しようとそのパーツを入手していたのですが 仕事で2つのポスト兼任のお役目を仰せつかって、急に忙しくなってずっとそのままになっていました。で、やるなら一度にか片付けてしまおうとA電源用のパーツも購入。いざ作業開始というときに前に買ってあった B+電源のパーツが見つからず1時間ほどかけて押し入れを探すというハプニングもありました。還暦を過ぎるとそれなりに衰えを感じます😑

予備のパーツとして大事にとっておいた虎の子のブラックゲートコンデンサーもそろそろ使っておかないと悪くなるかもしれないのと思ったので、それらも投入。出川式電源化で追加画筆なもの、基板に取り付けてあったコンデンサも一部ブラックゲートに変えました。サイズが大きい追加・交換のパーツの配置・配線には結構難儀して、思ったより大仕事になり、だいぶ時間がかかってしまいました。

完成後、何度も配線などを確認して、通電し、チェックポイントの電圧を測って全てほぼ基準値で胸を撫で下ろします、やれやれ。早速 システムに入れて音が出るかチェック。 これだけ色々と替えるとエージングに時間がかかるのはわかっていたので、特にプラックゲート・コンデンサはエージングに時間がかかることで有名でしたのですぐに良くなることは期待せず、ずうっとエージング。最近やっと効果が出てきたところ。最近、特に何も変えていないアナログ再生で、ふと「あれ? こんなに音が良かったけ?」と思うことが頻繁に出てくる様になり、やっと今回の改造の成果が聴こえるようになった!とニンマリしています。

ちなみに改造作業中はもともと下の子のために買ったのだけど、結局置いていったのでうちの押し入れにしまってあったBurson Audio Soloist Pre-/ Headphone Amp (こちら)を使っていましたが改めてその良さを認識しました。これだったらBursonで良いかもとは思いつつ、アップグレードの効果が聞こえてくるとやはりアンプは球だよな〜と負け惜しみ!?

ちなみにこのプリアンプはK&K Audio社が廃業したので今では入手はほぼ不可能。趣味としてのオーディオ(特にDIY)はもうだいぶ廃れてしまい、残念です。時代の移り変わりといってしまうとそれまでなのですが…

改造

2025/07/08

INTERTECHNIK社Audyn「True Copper Max」- TU-8800のカップリングコンデンサはこれであがり!?



割と最近、替えたばかりなのだが、今ひとつ音に気になるところがあって、デジタル音源再生音質向上に俄然やる気が出てきたこともあり、パワーアンプのコンデンサを再度変更することにしました。再生の上流をいじっていくのには、その他の部分に気になるところがあると、それを補うようになっては本末転倒だと思ったからです。

ウィーンに住んでいた頃にパワーアンプに導入し、気に入っていたNTERTECHNIK社のAudyn True Copper Max (こちら)にすることにしました。 

結果から書くことこれが大正解。私の好みに合っているのみならず、音質も向上。最初から使っていれば良かったのかも知れませんが、TU-8800のアップグレードパーツを検討した際に、これは大きめ、よほど容量の小さなものでない限り、リードがエナメル線のより線で太くて取り付けるには基盤に穴をあけたりなどの工夫が必要で自分にはハードルが高いか?と思ったことに加えて、どうせなら使ったことのないコンデンサを使ってみたいというオーディオマニア的な好奇心・探究心も相成って、今まで他のものを使ってきました。それなりの出費となりましたが、その過程で好奇心を満たすこともできて、知見もあがったのではないかと思っています。

このコンデンサ、私はよく使うイギリスのオーディオ用パーツ販売ネットショップから購入しましたが、この投稿を書くに際して、ネットを検索したら日本にも代理店があるようです:http://www.ms-line.co.jp/it_capacitor.html

2025/04/26

Too much of a good thing ...過ぎたるは及ばざるが如し


我が家のオーディオで色々と気になることが出てきて、たまたま SPECのMC-DA Ruby Mica コンデンサー(www.spec-corp.co.jp/)が真空管アンプにはオンリー・ワンであると聞き及び、すでに0.01uF のものは使っていたが(こちら)、0.1uFのカップリングにはあまりにも高価であったっため躊躇をしていたものを、ある晩 もう悩みたくはないとほろ酔い気分も相まって、ゲット。 ちょうど仕事が一息つけたところであったので、早速、装着されていたArizona Capacitors Blue Cactusと取り替え。 いそいそとアンプを繋いで音を出すと 『...』。 全体的に細身な音。今まで出ていた豊かな低域がなくなってしまった!ネットを調べると、このコンデンサはエージングに200時間以上かかるとのブログの投稿を見つけたので、しばらくは我慢することに。これが2月のこと。 

しばらく我慢していましたが、どうも音が気になって、楽しく音楽を聞けない状況が続きました。システムとの相性があるのでしょう。一箇所にこのコンデンサを入れると良い結果でしたが、我が家では片チャンネル2箇所のカップリングコンデンサを二つともこれにしたら、私の好みとは異なる音でした。Blue Cactusに戻そうかと悩んだ末、どうせなら違うものをと、一度取り付けたれていたアンプを聞いた事があった アムトランスのGolden SQ (www.amtrans.co.jp)を購入。これが3月半ば、しかし仕事が忙しくてやっと先月(4月)初めに取り替えました。




 サイトには『深海ザメの良質な肝油から抽出し、高度な精製技術を用いて製造された純度99%以上の安心安全な高品質オイル』であるスクワランオイルを絶縁油としてと書かれており、勝手に暖色系の音の穏やかなを出すものかと思い込んでいましたが、予想に反して極めてニュートラル、最初はちょと高音がきつめで気になりましたが、40時間ほど聞いたあたりからそれがなくなり、我がシステムは、今までとは趣向は異なるも楽しく音楽が聞ける音に戻りました。やれやれです。

全体的に解像度、情報量が上がって、高域もスッと伸び、低域はしまっているが豊か、ボーカルを含め全体的に有機的な音に聴こえます。今まで聴こえてこなかった音が聴こえたり、よりリアルに聴こえる音源があったりと久しぶりに新たな発見も。もう少し暖色系の音が自分の好みに近いか?と思うこともありますが、良い意味で今まで私が体験した事のない変化をもたらした素晴らしいコンデンサだと思います。特に価格も今日のオーディオ用部品の値段と比べるとかなりリーズナブルですので、個人的にはおすすめの逸品です。

2024/04/25

Haigner - PianoForte Loudspeakers - ネットワークパーツのアップグレード Part II


私が今使っているスピーカーは、ウィーンのオーディオ友達でもある David Haigner氏主宰するHaigner 社 (こちら)の「PianoForte」です。 前回のアップ・グレード(こちら)で好みの方向で音が良くなったとダビッドさんにメールして、暫くしたら彼から、ネットワークのコイルの一つをより抵抗値が低い銅箔のものに変えると良いよとの連絡。 もう、去年の7月ごろのことです。そうかと早速パーツを入手したものの、なんだかんだで今年1月の終わりにようやく取り替えました。前回の経験があったので今回は1時間弱で手際よく取り替えることができました。

2ヶ月程たって、エージングもだいぶ進みとても良い感じで鳴ってくれています。全体の解像度が若干上がり、特に低域の質感がかなり向上し、アコースティック・ベースが胴鳴りを伴って実体感を持って聴こえるようになりました。こうなると音楽を聴くのがより楽しくなってきます。


2024/02/09

Arizona Capacitors Blue Cactus と SPEC MC-DA Ruby Mica Capacitor/コンデンサー



SPEC社のアンプは欧米では高評価を受けており、ウィーンのオーディオ仲間のあいだでも真空管アンプと半導体アンプの良いとこどりと高評価でした。私も聞く機会があって、噂に違わず素晴らしい音のアンプで、今持っていく機器を整理して買い替えたいという思いは強いのですが、上位機種の方が断然音が良いのですが、それらはかなり高価なものなので、なかなか踏ん切りがつきません。

とりあえず同社が販売しているArizona Capacitors Blue Cactus と MC-DA Ruby Mica コンデンサー を TU-8800のカップリング部分に導入して試してみました。Jupiter Vitamin-Q Silver Foil(こちら)との交換です。 もう3ヶ月ほど前のことです。


音が抜けが向上し、中・低域に厚みができて、今まで気になっていた部分が大幅に改善されて、TU-8800が今までで一番好みの音で鳴るようになりました! アルミ箔を使ったフィルムコンデンサーなんて…と今まで思っていたことが、偏見であったと、目から鱗が落ちたような気がしています。うちのシステムで聞く限り、SPEC社HPに書かれていることに誇張はなく(こちら)お勧めです


2023/11/14

MC ステップアップトランス- ルンダールのトランス使用のErhard Audio MC 昇圧トランス キット/Erhard Audio MC Phono Step-Up Kit L L1931Ag version を組み立てた



だいぶ前に購入し、組み立てていなかった Erhard Audio MC 昇圧トランス キット(こちら)を作って使い始めました。 これは、今まで使っていたK&K Audio MC 昇圧トランス (キット)こちら と同じですがトランスの巻線が銀線のLundhal L L1931Ag を使ったバージョン。 K&K Audioオーナー店主が引退・隠居し、Erhard Audio を主宰するHolger Erhard氏がビジネスを買い取ったもの。


Erhard氏は多少デザインを変更したので(コストを抑え・より素人でも作りやすくする為か?)、K&Kのオリジナルバージョンではソケットピンを基板に取りつけ、負荷抵抗を簡単に差し替えられるようになっていたのに比べ、新しいものは基板にハンダづけする方式。MCカートリッジは負荷抵抗の値で音が結構変わるというのが私の経験などので、オリジナルと同様に差し替えられるようにと同等のソケットピンが探したがなかなか見つからなく時間がかかってしまった。最終的には上の写真のパーツで落ち着きました。

フォノイコもアップグレードして(こちら)、アナログ再生システムが整いあるつつある中、懸案であった要のアップグレードでした。 

肝心の音ですが、私としては素晴らしいの一言。VIDA MK.II内蔵のヘッドアップより、銅線LL1931バージョンより、帯域帯レンジ感が広く、音の抜けに引っ掛かり感がなくて、より実体的で、情報量の増加もはっきりとわかります。アナログ盤独特の音楽性とハイレゾファイルのようなオーディオ的な楽しさかな備えた音になってきたと自画自賛しています😅  FlidelixのLiricoと比べると音の傾向は大きく違うものの、Liricoは違う側面からの音の良さなので甲乙つけ難く、好みの問題かと思います。いずれにせよ、LL1931よりLL1931Agの方がはっきりと聞き分けられる違いで音が良く、アップグレードした価値がありました。

今回のMC ステップアップを比較して、私はトランス派だなと思いました。

2023/07/13

電線病を発症

話は前後しますが、たまたま日本のオーディオガレージメーカのオーナー・社長さん御二方にお話しを伺う機会があって、それぞれの会社での試聴用のケーブルはモガミやベルデンを使っていると聞いた事がきっかけで、ケーブルが気になってくる様になりました。そういえばLinnのLP12用のフラッグシップのフォノケーブルT -Kableの最新版は導線にモガミの2459を使っているなと思い出し、今使っているラインケーブル(こちら)を変えるとどうなるか?と悩み始めて、かなりしばらくぶりに電線病を発症。調べてネット上では「怪しい・過激派オーディオショップ」などとも評されているプロケーブルから試しにベルデン88760 とモガミ2549などを使ったRCAラインケーブルを数種購入。我が家で試すと、うーん、こんなに音が変わるのか? ま、考えてみれば今までのケーブルはウィーンを離れる際に処分した前のスピーカー(こちら)を使っていた15年ほどの間に色々と作って、試行錯誤の末、選んできたものなので、当然といえば当然か?

手持ちの導線を使って新たに自作したり、ハンダを変えたりと色々とやりましたが、発症期間およそ一月半経ち、ふと思いついて、DAC→プリアンプ間に使っていだオーディオ・ノートKSL-LPz ラインケーブル (こちら)を プリアンプ→パワーアンプ間の自作ケーブル(こちら)と交換してみたらこれが大正解でした。 やれやれです。


2023/04/10

Elekit TU-8800を1年間使ってみて その2 ー 真空管狂騒曲

好みの出力管を探すために入手した真空管たち

しばらくぶりの投稿です。ご無沙汰していました。書きたいことは沢山あるのですが、仕事がとても忙しくなりブログを書く気持ちの余裕がありませんでした。

私は、沖縄に帰ってくるまでは300Bのシングルアンプを使っていたので、出力管で音が大きく変わってくるということを経験していました。当然ながらドライバー管との相性・組み合わせも大きく影響します。TU-8800もシングルアンプなので同様に音質は出力管のチョイスに依存するところが大きいと思っていました。だた、このアンプは多極菅仕様で以下の真空管が使用可能:

Low power: 6V6, 6F6, 6V6GT, 6F6GT

Mid power: 7581, 5881, 6L6, 6L6GT, 6L6GC, 7027, 7027A, EL34, WE350B

High power: KT66, KT77, KT88, KT90, 6550, 6550A, KT120, KT150

しかも三極管接続とUL接続の切り替えができる!

真空管で出力も異なり、目安として、UL接続の場合上記の分類がLowのものは2 x 4.5 W; Mid で2 x 6.8 W; Highで2 x 12,5 W となります。三極管接続にすると、KT-88の場合およそ2 x 7.2W となるようです(出典:https://getaudio.eu/en/elekit-tu-8800-pentode-single-ended-tube-amp-diy-kit/ )

これらの球は、メーカー、ヴィンテージなどを考えるとかなりの数! それにドライブ段の12AT7/ECC81 のメーカー、ヴィンテージも考えると組み合わせは無限に広がる…。真空管アンプ・マニアとしてはやはり、好みの組み合わせを探したい!そこに現れた心強い助っ人がこれ:


「菅球王国」の97〜99号。「エレキットTU8800アムトランス仕様ルンダールヴァージョンで現行/ヴィンテージの5極管、ビーム管を聴き比べ」という3号に渡る企画でした。比べたのはなんと57種! 無論、試聴環境、特にスピーカーが違うので鵜呑みにはできませんが、ある種の道標にはなり、これらを読んで好みに合いそうかと思って集めたのがこのページ最上段の写真の真空管たち。我ながら、「好きだね〜」と思ってしまいます。これだけ投資するのであればもっと高価なアンプを買えば?とも思いますが、真空管アンプを使う限り、高価なものを買っても結局は好みの真空管を探しに投資(散財?)してしまうと思います。

それぞれの出力管とは複数種のドライバー管との組み合わせを試して、最も好ましいものでしばらく使って好きかどうかというやり方で試しています。いちいち書くとキリがないので、結論から気になった真空管と音の印象をまとめると:

PSVANE: EL34P (中国製) : 私が試した中では最もニュートラルで中庸・情報量も最も多いかと思われた。真空管アンプに求める温もりに欠けるような気がしないでもなく、もう少しでも暖かみがあると好みにピッタリかも。

復刻Golden Lion KT-88 (ロシア製): 試した中では、最も好みなバランスで良かったのですが、風評通り品質にムラがあるようで、2度アンプの過電流保護回路が働き使用を断念。ウクライナ侵攻後、ロシア管は入手が難しく、倫理的にも買うことを躊躇するので、とりあえず諦めることに。

ヴィンテージGolden Lion KT-88 (英国製): 憧れの球を入手できただけでも幸運。しかし、期待していた魔法は訪れなかった(こちら)。我が家のシステムのソース部分にも最近手を入れているので、近々もう一度試聴する予定。

Tung Sol KT-150 (ロシア製): これが良いかと思い、しばらく使っていましたが、我が家のシステムでは音が細身になるような気がしてきて、その割には情報量は特に多かったという印象はありませんでした。他の球以上にドライバー管との相性にとても敏感であった印象です。

ヴィンテージBrimar 6V6GTY/CV511 (英国製): ずっと使っていた300Bシングルアンプを彷彿される音色でしばらくはお気に入りでしたが、他と比べると音数が少ないのがはっきりと…。オーディオマニアでなければこれで満足していたと思います。

ヴィンテージ Tung Sol 5881 (アメリカ製): 今のところ、これがベスト。何が良いのかはっきりとは言えませんが、聞いていて一番音楽にのめりこめて、煩く感じることなく、私のオーディオマニアの欲求もそれなりに満たしてくれるかなという球です。

これからも少しづつ他の球も試していきたいので、これはというものに巡り合ったら投稿しますね。

2023/02/04

Elekit TU-8800を1年間使ってみて ー 我が家の仕様


https://www.elekit.co.jp/product/TU-8800 より引用


ウィーンを離れる3ヶ月ほど前にオーディオ仲間で友人でもある音響エンジニアのDavidさこち)からElekitの新製品は凄いと聴かせてもらった、Elekit TU-8800(https://www.elekit.co.jp/product/TU-8800)。 帰国に際し購入し、組み立ててから一年ほど使ってきましたのでその経験・感想をまとめることにしました。残念ながら生産完了となりましが、まだ流通在庫はあるようです。

各種パーツアップグレードを行なっており我が家仕様となっています。すでにいくつか投稿しましたが、まだ書いていないこともあるのでまずは一通りまとめます。


真空パワーアンプの音の要とも言われる出力トランスですが、ストック品からルンダールのLL2783C に替えてあります(ここも参照)。 T U-8800用に特に開発されたもののようです。


主に整流用のダイオードですが、IXY 社の高性能高速リカバリダイオード(HiPerFRED)を使いしました。カナダのパーツコネクションで購入(こちら)。 今までは、SiC ショットキーダイオードを使うことが多かったのですが、① 我が家のプリアンプ(こちら)では設計者のケビンさんが自ら吟味してHiPerFREDを使ったとのことでそのまま使い好みの音であったこと、② 今までの経験に基づくとデジタル回路にはSiC ショットキーダイオードによる整流回路がよくマッチングしていたたのですが、真空管のアナログ回路では音が若干細め・硬めになったことがあった、③コストが安い、ということから今回はSiCではなくFREDにしました。欧米のAudio DIYコニュニティーでは、逆回復時間の短さよりソフトなリカバリ特性の方がより音に影響があるという根強い主張もあり、議論が分かれるところかとは思いますが、最終的には音の好み・回路との相性で選ぶことが良いかと思います。今のところ、この選択が由来となっているであろうと思われる音の不満はありません。

ダイオードでこだわったもう一つの点はその定格。過去の経験から定格がより大きい方が音が良い傾向になるようなので、今回は1200V15Aのものを使いました。



抵抗とコンデンサもアップグレードしました。


トランスと並び特に音に大きく影響するとされるカプリングコンデンサは、初めはVH  Audio  社のOil Damped Advanced Metalized (ODAM) (0.1uF)  とDuelund 社の JDM-Ag Pure Silver Foil & Wax/Oil (銀箔、パラフィン紙、オイル)(0.01uF)を使っていましたが音的に気になるところがあり、 Jupiter Condensor 社のVitamin-Q  Silver Foil に交換。これが最良なのか?という問いには良くなる余地はあるのではないかというのが答えかと思いますが、特に気になるところもなく今に至っています。(こちらもご参照)。 


電解コンデンサに関しては、ストック品は使わずにオーディオ用あるいは基板をいじらずに取付け可能な大きさでより定格・特性・設計寿命が優れたもの選んで取付けました。このことによって、どれだけ音に影響があるか?ということに関しては自信がありません。替えたことによって趣味としての自己満足が得られたという程度なのかもしれません。今や入手困難となったブラックゲートを使えば、音は向上すると言える自信はあるのですが…。無くなってしまって残念です。


抵抗器に関しては、入力すぐの場所はVishay VAR-Series Z-FOIL スケルトン("naked")(こちら)、それ以外の音信号が通るところはAudio Notes UK  社のタンタル抵抗器 (こちら)使いました。その他の部分はストック品。要の箇所に使うのであれば、Z-FOIL スケルトン抵抗は最高のものだと思っています。



プリアンプとペアで使うので、ボリュームは固定抵抗に変えてあります。ここもZ-FOIL スケルトンを使用。




ハンダもウィーンで行った音質テスト(こちら)と今までの経験をもとに3種を使い分けました。明らかに音声信号が通る箇所はMundorf、電源回路のその周辺はWBT、それ以外はCardasを使いました。ハンダを使い分けて作ったのは初めてですが良かったのではないかと思っています。

T U-8800は特に欧米では非常に高い評価を受け、Elekit最高傑作とも称されるほどの優れたアンプです。実際にストックパーツだけで作られれた作られれたものも聴いた事がありますが素晴らしい音でした。私がパーツアップグレードしたのはあくまでも自分の趣味としてのこだわりで、ストックパーツが悪いということではありませんので誤解なきようお願いします。

次は、真空管遍歴と音に傾向に関して書きますね。

2022/12/23

Haigner - PianoForte Loudspeakers - ネットワークコンデンサのアップグレード 



ヨーロッパの旅行から帰ってきてから、すぐ出張などもあり、気忙しく ブログ更新まで手が回らずご無沙汰してすみません。

私が今使っているスピーカーは、Haigner 社 (こちら)主宰でウィーンのオーディオ友達でもある David Haigner氏が作ってくれた「PianoForte」です。ちょうど私がウィーンを離れることが決まり、彼に日本の住宅事情にあったものが欲しいと相談したら、当時試作中であったこのスピーカーを勧められました。ダビッドさんは完璧主義なアーティスト肌で友人思いの方なので、より良いものをと最後の最後までネットワークの適正化のためチューニングしてくれて、届いたのは引っ越し屋さんが荷造りに来た当日! 沖縄で初めて聴くことになったスピーカーです。去年の今頃オーディオを再開し、聴き始めて一年ちょっとになります。

ご覧の通り、ツーウェイですが、彼設計の小型エンクロージャー集大成とのことで、一見バックロードホーンに見えますが中身は全く異なり、製作中に中身を見せてもらいましたが、技術的なことは全く分かりませんでした。このサイズからすると軽量なスピーカーですが、音は申し分ない私好みの音で特にサイズからは考え難い低域の再生は白眉です。 我が家はリビングオーディオなのでセッティングに制限があるのですが、試作品をダビッドさんの家で聞いた時は音場・音像再生もかなりの優れものでした。

先月、ウィーンに行った際に、ダビッドさんとノベルトさんに会って会食をした際に、彼がネットワークのコンデンサをドイツ Intertechnic社の Ayudyn True Copper(こちら)へアップグレードすると音が一段とよくなるとのアドバイス。 値の張る部品だけどその価値はあるとのこと。彼も、自宅では「PianoForte」をよく使っているとのことで、色々と試した中でこれが一番おすすめであるとのこと。 かなり良いお値段でしかも大そうなので迷っていましたが、イギリスのオーディオパーツ通販のHifi Collective (http://www.hificollective.co.uk/) からブラックフライデー割引クーポンが届いたので買うことに決めました。

ダビッドさんとのお約束でコンデンサの値にはマスクをかけています。

実際に届いたものを見ると想像以上に大きい! そして重たい! 😅



届いた直後の週末はたまたま日中用事がなかったので、交換作業をしようと思って、スピーカーの裏面を開けてネットワークを取りだしたら。。。どう取り付けようか? 良いアイディアが浮かびません 😕   ダビッドさんに連絡を取ると、上の写真右の大きなコイルから最低2cmは話すべき、真ん中上方の白い小さなコイルの上に板を貼って載せればとのアドバイス。でも晩の予定があったのでそこで時間切れ。




で、やっと先週末に作業を完了しました。肝心の音ですが、換えてからすぐは高域が篭り、スキッとしない音でした。デビッドさん曰く、長くて2ヶ月はエージングが必要とのこと。ここ4〜5日で少しずつ見晴らしがよくなってきています。情報量はかなり増えた感じです。ホールエコーなどの録音時のニュウアンスがよりよく聞き取れます。でも、録音の良し悪しもわかりやすくなった感じですので、良いものはよりよく、今までは気にならなかったイマイチなものの中には「あれっ?」というのもの出てきました😆


2022/09/02

Linn LP12 Lingo mk.1 (初代) の 修理


LP12が動かなくなった! でもモーターは動いている。試しに手で回すと動き始めてしばらくすると回転が安定する。 だいぶ年季が入っているので、外付け電源Lingoの問題か? ネットで色々と調べるとLingo はターンテーブルをスタートされるときにモーターのトルクを上げるために一時的に出力電圧をあげるらしい…。 おそらく原因はコンデンサーの劣化かと思い、Lingoを開けると、



どうやら、1991年の製造。 30年も経てばコンデンサーも劣化するよな、よく持ったなと思い、それぞれの値を調べて、どうせなら耐圧、耐久時間、耐久温度の高いもので取り付けに面倒がないように今までのと同じ底面の大きさのものをとそれぞれのコンデンサの大きさを測ってMouser で探して注文。ひと月ほど前のことです。


やっと時間ができたので修理を実施。電動ハンダ吸い取り器のおかげで二時間ほどで完了。

LP12に繋ぐと、プラッターを手で回さなくてもちゃんとスイッチオンでスタート。やれやれです。故障する前はスタート時にガタガタ、ゆらゆらと、まるでロートルがヨッコラセと立ち上がるようでそれがLP12の奥ゆかしさと思っていたら、今は若者がスッと立ち上がるように迅速にスタート。 そうですよね、今までは劣化したコンデンサーでがんばっていたんだなーと思いを改めました。

これであと30年? 多分僕より長生きするでしょう。

ちなみに私が使っている半田吸い取り器は白光のFR301。頻繁に使うのものではないのでどうかな〜と思いましたが、使うたびに買ってよかったと思ってます。


2022/06/13

Neotech の NER-OCC GD と NER-OCC RH RCA プラグ

 

2ヶ月ほど前の話ですが、アナログ再生周りのケーブルのRCAプラグをNeotech社のNER-OCCプラグへアップグレードしました。 一組はK&K Audio MCステップ・アップトランス(こちら)とフォノイコ(こちら)間、もう一組はフォノイコとプリアンプ間のラインケーブルです。Neotech DG-201 (こちら)からの交換です。両者の違いは素材で、DG-201はOFC(Oxygen Free Copper 無酸素銅)で作られており、NER-OCCにはUPOCC (Ultra Pure Ohno Continuous Casting) Copper つまり大野式(加熱鋳型による)連続鋳造法で作られた単結晶状超高純度無酸素銅が使われています。何が超高純度かというと、ここでは99.99998%のようです。ハンダは去年行ったハンダテスト(こちら)で最も好ましいと思ったMundorf Supreme 9.5%Silver  Gold Solder(錫88.6%/銅1.8%/銀9.5%/金0.1%)を使用。銅線はDuelund Silver Foil & silk in oil wire, version 1.0, 写真のように銅箔がオイルに浸された絹で巻かれたもので、Version 1.0 ですと銅箔の幅が2.5mm 厚さが0.25mmです。

色々と試した結果、今一番気に入っているものです。安くはありませんがこれで作ったラインケーブルは我が家比ですと20万円以上(1mペア)する既製品に匹敵するものがその数分の1に価格でできると思いました。4.5mm x 0.25mmのversion 2.0と6mm x 0.3mmのversion3.0がありますが、あまりも高価で使い勝手も悪そうなのでまだ試していませんがいずれ使ってみたいとは思っています。

アナログ再生ですので、若干柔らかしさが欲しいかなと思ったので、トランス→フォノイコ間は金メッキのNER-OCC GDをフォノイコ→プリアンプ間はとりあえずロジウムメッキのNER-OCC RHを使いました。

ムンドルフのハンダは無鉛で銀・銅の割合が高いせいか使いづらく、シールドしているトランス→フォノイコ間は特に難儀し、半日ほどかかって完了。ひと月ほどDAC→プリ→パワーアンプ間でエージングさせて、アナログ機器に繋ぎましたが、最近になってやっと音がこなれ本来の音が出ているような気がしています。

OFCのDG-201と同じ方向性の音ですが、NER-OCCはよりクリアでかつより自然、そしてより高い静寂感が得られるようになったと思います。こうなるとわかっていたら、他を試さずに最初からNER-OCCを買っていたと思います。


私はNER-OCCをここから買いました:hificollective.co.uk/phono_plugs/neotech.html

2022/05/13

アモルメットコアを試した


ようやく、前から興味があった中村製作所のアモルメットコアを試しました。ネットでは 音声信号が通るケーブル(ライン・スピーカー)に使う場合が多いようですが、この手のものは、なんとなくそれは嫌な気がして(あくまでも個人的な好み)て電源ケーブルで試聴。我が家では、Supra LoRad 3x2.5 SPCケーブル(こちら) にFurutech FI-28 コンセット及びIECインレット プラグ (こちら)。インレットプラグの中にはファインメット・コアを入れています。F I -28 は主にGoldを使っていますが、機器によりもっと音に広がりがあった方が良いと思う場合はRohdiumを使用。


このようにファインメットコアをインレット内に取り付けています

インレットプラグの中にはファインメット・コアを入れています。今回はこのファインメット・コアをコモンモード専用のAmormet NSに換えてみました。試す機器はまずDAC(こちら)。 我が家では、DACが電源周りの変化による音の違いが一番はっきりと聴き取れる機器だからです。

一言で音はどう変わったかというと、今までデジタル再生で気になっていた癖のようなものが無くなったということかと思います。語弊があるといけないのですが、ここでいう癖のようなものというのは、長年聴き続けてきて徐々に気になってくる音の臭いのようなものかと思います。 具体的に低域・高域云々というのではなく、付帯する音色の特徴ととも言えるかも知れません。この癖のようなものがなくなったおかげで気になるところが無くなりよりリラックスして音楽を楽しく聴けるようになったかと思います。それまでは聴く度に、我が家のデジタル再生の音質は頭打ちになってきた、何か大きな変化(例えばDACを変えるとか?)が必要か?と悩んでいました。


アマゾンのアモルメット・コアのページ:https://amzn.to/3wlHwPQ