だいぶ前に購入し、組み立てていなかった Erhard Audio MC 昇圧トランス キット(こちら)を作って使い始めました。 これは、今まで使っていたK&K Audio MC 昇圧トランス (キット)こちら と同じですがトランスの巻線が銀線のLundhal L L1931Ag を使ったバージョン。 K&K Audioオーナー店主が引退・隠居し、Erhard Audio を主宰するHolger Erhard氏がビジネスを買い取ったもの。
Erhard氏は多少デザインを変更したので(コストを抑え・より素人でも作りやすくする為か?)、K&Kのオリジナルバージョンではソケットピンを基板に取りつけ、負荷抵抗を簡単に差し替えられるようになっていたのに比べ、新しいものは基板にハンダづけする方式。MCカートリッジは負荷抵抗の値で音が結構変わるというのが私の経験などので、オリジナルと同様に差し替えられるようにと同等のソケットピンが探したがなかなか見つからなく時間がかかってしまった。最終的には上の写真のパーツで落ち着きました。
フォノイコもアップグレードして(こちら)、アナログ再生システムが整いあるつつある中、懸案であった要のアップグレードでした。
肝心の音ですが、私としては素晴らしいの一言。VIDA MK.II内蔵のヘッドアップより、銅線LL1931バージョンより、帯域帯レンジ感が広く、音の抜けに引っ掛かり感がなくて、より実体的で、情報量の増加もはっきりとわかります。アナログ盤独特の音楽性とハイレゾファイルのようなオーディオ的な楽しさかな備えた音になってきたと自画自賛しています😅 FlidelixのLiricoと比べると音の傾向は大きく違うものの、Liricoは違う側面からの音の良さなので甲乙つけ難く、好みの問題かと思います。いずれにせよ、LL1931よりLL1931Agの方がはっきりと聞き分けられる違いで音が良く、アップグレードした価値がありました。
今回のMC ステップアップを比較して、私はトランス派だなと思いました。
0 件のコメント:
コメントを投稿