2022/09/02

Linn LP12 Lingo mk.1 (初代) の 修理


LP12が動かなくなった! でもモーターは動いている。試しに手で回すと動き始めてしばらくすると回転が安定する。 だいぶ年季が入っているので、外付け電源Lingoの問題か? ネットで色々と調べるとLingo はターンテーブルをスタートされるときにモーターのトルクを上げるために一時的に出力電圧をあげるらしい…。 おそらく原因はコンデンサーの劣化かと思い、Lingoを開けると、



どうやら、1991年の製造。 30年も経てばコンデンサーも劣化するよな、よく持ったなと思い、それぞれの値を調べて、どうせなら耐圧、耐久時間、耐久温度の高いもので取り付けに面倒がないように今までのと同じ底面の大きさのものをとそれぞれのコンデンサの大きさを測ってMouser で探して注文。ひと月ほど前のことです。


やっと時間ができたので修理を実施。電動ハンダ吸い取り器のおかげで二時間ほどで完了。

LP12に繋ぐと、プラッターを手で回さなくてもちゃんとスイッチオンでスタート。やれやれです。故障する前はスタート時にガタガタ、ゆらゆらと、まるでロートルがヨッコラセと立ち上がるようでそれがLP12の奥ゆかしさと思っていたら、今は若者がスッと立ち上がるように迅速にスタート。 そうですよね、今までは劣化したコンデンサーでがんばっていたんだなーと思いを改めました。

これであと30年? 多分僕より長生きするでしょう。

ちなみに私が使っている半田吸い取り器は白光のFR301。頻繁に使うのものではないのでどうかな〜と思いましたが、使うたびに買ってよかったと思ってます。


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