2024/12/27

2024年後半のオーディオを振り返って ー アナログ再生



今まで何度か聞いたことがあって、憧れであったTD-124が我が家にやってきました。具体的には: TD124Mk.1+SME3009S2初期型(レストア済)オリジナルケーブル付+英国製アームボード+デンマーク製キャビネットという構成で Grey Audio(こちら)リストア済みのものです。



カートリッジはGrey Audioのブログにその良さが度々書かれてるShure M-44をつけてもらいました。実家で使っているG T-750 (こちら)にも付いてきてその可能性は感じていたので、先ずはこれにしました。ヘッドシェルはSME純正品。ロゴにShureが入っているのは、一時同社がアメリカの輸入代理店をやっていたということなので、その時代のものでアメリカからやってきたのもであると推測されます。当時のアメリカでは、メーカーの社名に加えて輸入会社のロゴを併記することがあった様です。アメリカにいた頃、Sonyのビンテージ機器にSony by Superscope(輸入元)と表記されているものを複数みたことがあります。


 SME3009は、ずっと前から一度は使ってみたいと思っていたアームです。色々と調整できて、その仕組み・メカニズムがよく考えれらていると感心。ただ、現代のアームとは勝手で異なるところも多いので戸惑いながら使っています。

TD-124の購入を決心したのは、あるオーディオ・ライターの方に、TD-124はオーディオより音楽を楽しませてくれるプレヤーであると聞いて、自分がアナログ再生に何を求めているかということと、今までなぜ何度もTD-124の音に惹かれることがあったのかということに合点がいったことが大きかったかと思います。氏は、TD-124はもっと良いカートリッジを使いたいとか、アームを変えてみようとかという欲求をほとんど抱かせず、これで音楽を聴くことで満足させてしまう様なプレーヤーであるというのです。氏はこの様な機器は楽しめるのだけど仕事にならないので3回入手して3回手放したということでした。私もそれなりの人生経験を持つ年になっているので、嗜好品であり・基本的に主観的で良し悪しが決まることが多いオーディオの音についていくら専門家とはいえ他人である方の言葉を鵜呑みにはしませんが、今回は氏が話されたことが、私が感じていたことを的確に説明できたのだと思いました。

実際に我が家のシステムで聞いてみるとまさにそんな感じです。音質的には私の耳には我が家のLP12に勝るとも劣りません。このLP-12は90年代の個体ではありますがTrampolin, EKOS、LINGO付きで当時のフラッグシップ構成。それにKrystal(カートリッジ)と 最新バージョンのT-Kable(フォノケーブル)をつけています。このモデルの発売当時の価格に今使っているカートリッジとケーブルのコスト加えるとレストアされたTD-124の軽く倍以上のものとなります。こう考えるとコスパは良い😅 今までかけたほとんどのすべてのレコードで、元々の録音の良し悪しに関わらず、それなりに音楽を楽しめることがTD124をやってきて一番良かったことと感じています。もちろん、あまりにも素が悪くて流石にちょっと…というレコードも数枚ありました。とは言っても、所詮オーディオ・マニアですの近々、手持ちのほとんど使っていないDL103をTD124で試してみたいと思っています。😁

終のターンテーブルをと求めたものですので末長く付き合っていきたいと思っています。LP-12はウィーンの友人に譲ってもらって手をかけて使ってきた思い出の品なのでこちらも大切にしていくつもりです。

2024/12/22

2024年後半のオーディオを振り返ってー デジタル再生 その2 Volumio RIVOの使いこなし

VolumioのRIVO使いこなしです。まずは、PRIMOでやってこと(こちら)を継続。ただし、DCプラグの大きさが違ったのでFIX Current +CPM sp のプラグを内径Φ2.5mmから2.1mmへ変更。しかし、ちょっとの動き・振動で接触不良が起きて電源が切れることがありRIVO がリブートする。同梱のAC/DCアダブターのプラグは音叉型がついていたので、それを取り寄せてやっと解決。 

PRIMOより音が良くなったとはいえ、気になることもあって投資に見合った向上かどうか納得できず、ネットのレビューにはRIVOはAES/EBUかUSB接続の方がRCA・S/PDIFより良いと読んで、AES/EBUへ変更。はっきりと聞き分けらる音の変化だけど、どっちが好きかは甲乙つけ難い。しかし、しばらく替えておくことにした。

まだ納得いかず、やはり電源か?と迷いに迷って決断して、出川式 2.5A 、5V、定電圧電源ACアダプタ-キット (こちら)のカニトランスバージョンを…。これでRIVOの音質は別物のごとく向上! 

それでも、夏にオーディオ仲間のお宅でSFORZATO DSP-Pavoを聴かせていただく機会があって以来、今も同社の新製品 DSP-Carina (こちら)が気になっています😅

2024/12/19

2024年後半のオーディオを振り返ってー デジタル再生 その1 Volumio RIVO

 



手術の後、執刀医の勧めで3週間ほど自宅療養と言っても半分は在宅勤務で今月無事職場復帰。ほぼ一月ぶんの懸案を片付けるべく、12月はすでに出張3回😑 長らく書けなかった今年後半のオーディオを振り返ってこれから数回ブログ投稿をします。

デジタル再生のアップグレードを図り、財布と相談しながら色々と考えた末、Volumio RIVO(こちら)を注文。 これに決めた理由は他のストリーマーと違ってVoumioという音楽再生に特化した独自のOS・アプリがありつつRoon Readyでもあること。Volumioはすでに初期型のPrimo(こちら)で使っておりそれなりに音が良いのはわかっているので、Roon環境を準備しなくても使えるということでした。

入荷まで一月ほどかかって、7月に我が家にやってきました。初期型のPrimo(こちら)よりだいぶ音質はあがったような気がします。その後、使いこなしを色々と試し、だいぶRIVOの良さを引き出せてきたと思っています。