2025/11/27

Mir LineStageプリアンプのアップグレード→不具合😞→復活😄


前回の更新から3ヶ月以上経ってしまった... とにかく忙しくてストレスと溜まった時期でした (まだストレスは抜けていませんが…😵)  

この際にと思って、プリアンプの更なるアップグレードに取り組みました、9月初め頃のことです。 行ったことは以下の通り

  • オーグラインターミネータ(https://aug-line.com/products/terminator)を電源部分に導入。 最小はBybee 素子(こちら)を考えていたのですが、円安に加えて、どのパーツサイトでも高いバージョンの在庫しか無く、どうしたものか?かと思っていたところ、中古でこれを買うことができました。製造元の廃業で入手困難なパーツです。
  • 音声信号入力箇所の抵抗をVISHAYのVAR-Series Z-FOIL RESISTOR(こちら)に交換。
  • 音声信号が通る箇所の配線材をACW-EX (7/0.3mm) PC-Triple C/EX 機器用配線材 (こちら)に交換。

アムトランスのSATS L-pad型 ステレオアッテネーター

貴重な週末を費やして、アップグレードを施して、期待に胸をときめかせてプリアンプをメインシステムに設置して電源を入れると何故か左チャネルだけ盛大な雑音、慌てて電源を切る。念のため、ラインケーブルを左右逆にしてスイッチを入れると今度は右から。これはプリアンプが原因としか考えられないと、作業台へ逆戻り。 色々とやって、再度テストを試みるも、今度は全く音が出てこない! 困った、正直 かなり落ち込みました。

オーグラインターミネータ

ここからが長い道のりでした。ただですら時間が取れないのに、いくつかの貴重な週末を費やしても治らない😫  思い切って、内部配線を全て外して、配線材も全て新調し取り付け直し。 このプリアンプはリレーやタイマーICがふんだんに使われているので、念の為それらのスペアもMoserやRS Components で探して調達。 その中でも特に怪しいと思われた (単なるカンですが…) タイマーIC(LM555N)を2個、新品と交換、ついでに真空管もスペアで持っていた新品と交換。 作業台のある部屋に使ってい無くてしまってあったスピーカーとパワーアンプでテスト環境もつくったので、まずはそこでテスト。 何故か、電源ONを示すLEDは発光しないが、リレーが入った作動音が聞こえたので、音を出してみると、ちゃんと出た🥳 嬉しかった! LEDに関してはその後色々と調べて、テストもしたけど どこが悪いのか皆目見当つかずなので、とりあえず後回しにして、プリアンプをメインのシステムに繋ぎました。 ちゃんと音が出て、安堵。でも、とても変な音。 まずはエージングだと気を取り直して、でもオーディオマニアにとっては極度に落ち込むほどのあまりにも酷い音なのでパワーアンプの電源は入れずにソースとプリアンプだけでエージングを約100時間程度。なんとか聴けるレベルになって、やれやれです。 肝心のアップグレードの音質的効果ですが、音は良くなったと思います。(これだけやったのだから気のせいでも良くなったと感じたい!)  あと100時間ぐらい鳴らしたらもっと良くなることを期待しています。

2025/08/23

Roon Nucleus Oneの電源強化 ー 出川式 Fix Current + CPM


Roon Nucleus One の電源強化をしようと思い、最初はリニア電源を考えて 出川式 2.5A 、5V、定電圧電源ACアダプタ-キット (こちら)のカニトランスバージョンはどうかと考えました。RIVO ではベストで無敵だったからです(こちら)。 そのアダプタ・キットを購入したPractSoundSystem (https://practsoundsystem.jp/) さんに相談したところ、Roon Server のようなコンピューター機器はスイッチング電源の方が良い、強いて言えば Fix Current + CPMにCPMをもう一個追加してみればどうか?との提案を受けました。 と、いうわけで Fix Current + CPMの端子無しバージョンとCPMを購入して工作したのが上の写真。スイッチング電源は私の友人でオーディオの大先輩かつデジタル再生の師匠おすすめのFSP社製のものです。

デジタル、特にストリーミングを含むファイル再生の音質向上に関して、 我が家で感じることは積み重ねということの方が多く、1箇所変えたら音が大きく向上したということはないけど、後でそれを外したら「あれ? 音が劣化した?」ことがよくあるというのが私の経験で、このパーツもそのようなものではないかと思ったというのが今の所の感想です。  

2025/08/15

プリアンプの出川式電源化

改造前

もう、ひと月ほど前のことですが、K&K Audio社のプリアンプ Mir Line Preamp (こちら)のA と B+電源を出川式電源改造しました。在庫がなく入荷待ちだった、Sforzart の Corvus とGeminiが来る前にやってしまおうと思っていたのですが、思いのほか早く届いたのでタイミングは前後してしまいました。

実はこの改造、1年ちょっと前に思いついて、一度になるには部品代もばかにならないので、まずはB+電源を改造しようとそのパーツを入手していたのですが 仕事で2つのポスト兼任のお役目を仰せつかって、急に忙しくなってずっとそのままになっていました。で、やるなら一度にか片付けてしまおうとA電源用のパーツも購入。いざ作業開始というときに前に買ってあった B+電源のパーツが見つからず1時間ほどかけて押し入れを探すというハプニングもありました。還暦を過ぎるとそれなりに衰えを感じます😑

予備のパーツとして大事にとっておいた虎の子のブラックゲートコンデンサーもそろそろ使っておかないと悪くなるかもしれないのと思ったので、それらも投入。出川式電源化で追加画筆なもの、基板に取り付けてあったコンデンサも一部ブラックゲートに変えました。サイズが大きい追加・交換のパーツの配置・配線には結構難儀して、思ったより大仕事になり、だいぶ時間がかかってしまいました。

完成後、何度も配線などを確認して、通電し、チェックポイントの電圧を測って全てほぼ基準値で胸を撫で下ろします、やれやれ。早速 システムに入れて音が出るかチェック。 これだけ色々と替えるとエージングに時間がかかるのはわかっていたので、特にプラックゲート・コンデンサはエージングに時間がかかることで有名でしたのですぐに良くなることは期待せず、ずうっとエージング。最近やっと効果が出てきたところ。最近、特に何も変えていないアナログ再生で、ふと「あれ? こんなに音が良かったけ?」と思うことが頻繁に出てくる様になり、やっと今回の改造の成果が聴こえるようになった!とニンマリしています。

ちなみに改造作業中はもともと下の子のために買ったのだけど、結局置いていったのでうちの押し入れにしまってあったBurson Audio Soloist Pre-/ Headphone Amp (こちら)を使っていましたが改めてその良さを認識しました。これだったらBursonで良いかもとは思いつつ、アップグレードの効果が聞こえてくるとやはりアンプは球だよな〜と負け惜しみ!?

ちなみにこのプリアンプはK&K Audio社が廃業したので今では入手はほぼ不可能。趣味としてのオーディオ(特にDIY)はもうだいぶ廃れてしまい、残念です。時代の移り変わりといってしまうとそれまでなのですが…

改造

2025/07/30

Sforzato DSP-Corvus + PMC-Gemini


メディアコンバーター導入(こちら)で我が家システムのデジタル再生の伸び代の可能性を感じて、散々悩んだ末、清水の舞台から飛び降りる気持ちでSforzato DSP-Corvusの導入しました。2ヶ月ほど前のことです。Grimm のMU2に憧れていたのですが、予算的にどう足掻いても無理でした。

Sforzatoを選んだのは、昨年夏にオーディオ仲間のお宅を訪れた際にDSP-Pavoを聴いたことがきっかけです。素晴らしい音のシステムで、その訪問がRoon導入(こちら)のきっかけにもなりました、感謝です。デジタル音源再生からより良い音を出すにはデジタルプレヤーのアップグレードが必要であると思い始め、中古のPavoをオークションなどで探しましたが、出品があまりありません。出てきてもPavo の後継機がかなり高額なものになったこともあってか、落札価格は新品時の値段とほとんど変わらず、競り落すに至りませんでした。懐的に同社のDSP-Carinaが良かったのですがその時はまだRoon Readyの認証がおりておらず、「…1筐体の中にトランスポートとDACを納め、ZERO LINK相当の通信でつないで…」 という点も大きな魅力で一大決心をしてCorvusに決めました。




やはりクロックは肝なので、PMC-Geminiも合わせて導入。PMC-Delphinusの方が良かったのですが、こちらも予算的に無理でした…。いずれはアップグレードしたいと思っています。

CorvusとGeminiに大いに満足しています。しかし、まだCorvusの実力は引き出せていないような気がしてなりません。もしかすると音源ソースの機器を大幅にアップグレードしたため、音質的なボトルネックは実際にはその他のところにあったということが表に出てきたのかもしれません。今までの経験ですと ファイル音源再生のためのデジタル機器は、使いこなしでその良さが引き出せた音という事の方が多かったという印象です。今回も例外ではない様です。 

我が家のシステムでは、Corvus は出力するアナログ・インターコネクト(ライン)ケーブルを替えることで音がはっきりとそして大きく変わります。まだ最適なものを探し出せていません。我が家のシステムで実際に試さないとわからないけど、一々買うことは出来ないので、手持ちものも・自作・或いはお借りできるものを試しています。 同じ導線でもRCAかXLRで繋ぐかで結構音が変わるし、プラグそのものを変えるとまた音は変わります。 変化の度合いは異なりますがケーブルを替えるたびに、私だけでなく、妻が聞いてもはっきりとわかる違いです。訪ねてきたオーディオには全く素人の音楽家の親戚にも聞き比べてもらったら、ケーブルを変えただけでこんなに変わるのかと驚いていました。最終的には自分の尺度・好みでの決めないといけないのですが、この判断がおそらく一番難しいと思っています。まあ、オーディオ・マニアの楽しみの一つといえばそうなのですけどね。ぼちぼち進捗を書いていきますので楽しみしていてくださいね。