2025/03/27

Jazz&演歌 Live 2024年9月〜2025年3月



音楽の都と言われてきただけあって、ウィーンでは常に多くのコンサートが開催されているだけではなく、街がコンパクトで会場に行きやすく、チケットも入手しやすかったの在住中はできるだけ多くのコンサートにいこうと思い そのようにしていました。

都市部から離れた、海が美しいリゾート地である恩納村に移り、コンサートに行くことはほとんどなくなっていましたが、昨年より徐々に再起動。仕事・プライベートで本土(沖縄では国内の他の都道府県の総称として本土とか内地と呼びます)に行くことが多くなってきたので、その合間を縫ってというのが主なのでいった先でその時にやっている興味があるものがほとんどです。 ここ半年で行ったものは以下の通り:

2024年9月:国分弘子 http://kokubuhiroko.net/

2024年10月:タカ・ナワシロ (ジャズ・ギター) https://takahironawashiro0.wixsite.com

2024年12月:山下洋輔 https://www.jamrice.co.jp/yosuke/  

2025年1月: 堤智恵子(サクソフォン)  https://www.223chieko.com/

                       島津亜矢 (演歌歌手)https://www.shimazu-aya-koenkai.com/

2025年2月:今陽子& 秋田 慎治 (piano) duo  https://www.horipro.co.jp/konyoko/  
                      http://www.shinjiakita.com/profile.html

2025年3月:石川さゆり アコースティックコンサート https://ishikawasayuri.com/

                       松木理 三郎 「まつきり三郎とスイングバイ・ブラザーズ」
                        http://risabro.net/rr_artists/sbb/


演歌歌手のコンサートに行きたいと思うようになるとは、夢にも思っていなかったのですが、島津亜矢をNHKのThe Covers(https://www.nhk.jp/p/thecovers/)で見てあまりの歌のうまさで、たまたま旅行予定先でコンサートがあることを妻が見つけて行きたいと言ったのがきっかけ。そのノリで石川さゆりのコンサートも行きました。お二人ともすごい歌唱力でした。

ジャズは全てライブハウス・ジャズクラブです。憧れだった新宿ピットインにも行けました。オーディオも楽しいですけど、ライブの方が音楽に浸れます。ジャズで特に良かったのは「まつきり三郎とスイングバイ・ブラザーズ」unpluggedのスイングバンド。楽しい演奏で、音も素晴らしく、音量の絶妙なバランスはバンドの皆さんの技量の高さを表していたと思います。








2025/03/12

JSPC Audio ネットワーク・スイッチング・ハブ HFS-X1.



あっという間に2ヶ月が経ってしまった,..

昨年末の大きな収穫(?)はJSPC Audioのネットワーク・スイッチング・ハブ HFS-X1 (こちら)、  これは文句なしに最高音質です! 

ウィーンを離れることが決まった時、帰国したらJSPC Audioのスイッチング・ハブを買おうと思っていたのに、先代のモデルが製造終了。 とりあえずNetgearの安いものを買って使って製造再開か新型を待つ。しかしいつまで経っても、新型が出る気配がないのでSilent Angel N8 (こちら)を購入。 

N8は、はっきりとわかる音質向上だったのだけど、シンガポールの会社が売り出している中華もののLHY Audio SW-6 SFPハブ(写真上から二番目、こちら)の記事をアメリカのオーディオウェブマガジンで読んで、衝動買い。 OCXOクロック、リニア電源、そしてSFP 端子までついたてんこ盛り仕様。 でも、繋いで出た音は、残念ながら今一つ。大失敗か?と思ったけど、気を取り直して、とりあえずネットワークにはN8を戻して、S W-6は何も繋がず通電を続けてみることにした。2ヶ月ほど経って試すと、N8より音が良かったので、選手交代。

SW-6にはそれなりに満足していたのだけど、デジタルオーディオの師匠からJSPC Audio のBlogのリンクが送られてきた。やっとこさ、新型ハブが出るようだ、だけど限定生産のため抽選。 色々と物入りの時期であり迷ったのだが、これを逃すまいと応募、見事に当選。何とか金策をして購入、めでたく沖縄まで送られてきた。 箱から出して繋いだだけの音を聞いてびっくり! HFS-X1は明らかに音が良い。これがちょうど去年の大晦日の2日前。今ではエージングも進みより音質が向上してます。

元々は、オーディオと全く関係のないLAN構築などに使われるネットワーク・スイッチング・ハブ。Streaming やRoonなどを使い始めると、音楽がのった信号は、ルーター内蔵のものを含め、ほぼすべて スイッチング・バブを通ることになり、結果ハブは音質を左右する要の機器となってきた。当然ながら通る音源信号の音質劣化をより抑えたハブが結果的には音質向上のためには必要で、システム内の他のデジタル・オーディオ機器がどんなに良くても、ハブが良くないとそれが音質向上の限界となってくるものだと考えられる。ネットワークケーブルを直接デジタル再生機器に繋いで、本格的にstreamingでハイレゾ音源などを楽しまれているオーディオ・マニアで、まだスイッチング・ハブをオーディオ用に替えていないのであれば、ぜひアップグレードされることをお勧めする。予算が許すのであれば、迷わずHFS-X1を買うべき、と思う。今は通常販売中のようです。(こちら) 

2025/01/09

2024年後半のオーディオを振り返ってー デジタル再生 その3 Roon導入


 
あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。

我が家の「2024年後半のオーディオを振り返って」の続きです。Volumio RIVA導入(こちら)から3ヶ月ほど後に、懸案であったRoonを導入。当初はVolumioがあるからRoonはいいやと思ってたのですが、これも夏にオーディオ仲間のお宅でSFORZATO DSP-Pavoを聴かせていただいた際にRoonを使われており、音がとても良くて、それ以上にRoonアプリのUI/UX がとても優れており、やっぱり入れてみようかと思ったのがきっかけです。

Intel NUCにRoon ROCK(Roon Optimized Core Kit)を入れたものをRoon Serverとして使用。 本来だと、自分でインストールしたかったのですが、忙しくて余裕がなく、上述の友人はROCKがインストールされた中古のNUCを知人に譲ってもらったと言っていたのですが、私にはそのような知人はいなかったので、ネットで検索し、Roon Server化されたNUCを中古で購入。

さて、NUCが届いて、早速機器に繋いでセットアップし試聴。う〜ん、期待通りの音ではありません。ちょうどオーディオの大先輩が訪ねて来られた際に聴いてもらいましたが、Volumioの方が音が好ましいとのこと。

ネットワーク・デジタル再生はやはり、一筋縄では行きません。使いこなしか...😕

LAN ケーブルをSupra(こちら)と交換、アイソレーショントランス(Baaske Network Isolator MI1005)を挿入、電源にFIX Current +CPM sp (詳細はこちら、A&R Lab HP) を入れたあたりからVoluimioに勝るとも劣らない音質になってきました。我が家のシステムではRoonとVolumioとでは比較的はっきりと音の違いを聞き分けわれますがここまでくると優劣というより好みかとも思われます。私はVolumioの音も好きなのですが、操作するアプリのUI・UXの良さからRoonで聴くことのほうが多くなってきました。歌モノだと歌詞も出てくるので青春時代によくきいた懐かしの歌曲の数々をかけると、家人がいないとついついヴォリュームを上げて一人カラオケになってしいまったりしてます...😅 唯一Roonで劣るのはQobuzで購入済みソフトのリストが出てこないこと。VolumioやSonosでは出てきて、Qobuzの場合、購入したものは聞けても、サブスクでは聞けないアルバムがあるので、購入済みの音源のリストも出てくる様になるといいなと思います。

尚、このNUC、私はやつろぐさん(こちら)より買いました。単にググってたどり着いた先だったので、最初はちょっと心配で躊躇もしたのですが、メールをやり取りして信頼のおける方のようだったので決断。結果としては正解でよかったです。Roonライセンスのサブスク・購入は別途必要ですが、それ以外はほぼターンキーでRoonを導入することができ、送っていただいたNUCを繋いでアカウント情報などを入力などの簡単なセットアップをすれば問題なくすぐに音が出ました。とても楽チン。やつろぐさんは新品のNUC購入を代行してそれにROCKをインストールして送ってくれるということもやって下さいます(要先払い手数料)。ご興味のある方はHP(こちら)をご参照下さい。 お勧めです。

あとはLAN Switchですが、これも変えると音が大きく変化します。LAN switchに関してはまた別に投稿を書きますのでお楽しみに。

2024/12/27

2024年後半のオーディオを振り返って ー アナログ再生



今まで何度か聞いたことがあって、憧れであったTD-124が我が家にやってきました。具体的には: TD124Mk.1+SME3009S2初期型(レストア済)オリジナルケーブル付+英国製アームボード+デンマーク製キャビネットという構成で Grey Audio(こちら)リストア済みのものです。



カートリッジはGrey Audioのブログにその良さが度々書かれてるShure M-44をつけてもらいました。実家で使っているG T-750 (こちら)にも付いてきてその可能性は感じていたので、先ずはこれにしました。ヘッドシェルはSME純正品。ロゴにShureが入っているのは、一時同社がアメリカの輸入代理店をやっていたということなので、その時代のものでアメリカからやってきたのもであると推測されます。当時のアメリカでは、メーカーの社名に加えて輸入会社のロゴを併記することがあった様です。アメリカにいた頃、Sonyのビンテージ機器にSony by Superscope(輸入元)と表記されているものを複数みたことがあります。


 SME3009は、ずっと前から一度は使ってみたいと思っていたアームです。色々と調整できて、その仕組み・メカニズムがよく考えれらていると感心。ただ、現代のアームとは勝手で異なるところも多いので戸惑いながら使っています。

TD-124の購入を決心したのは、あるオーディオ・ライターの方に、TD-124はオーディオより音楽を楽しませてくれるプレヤーであると聞いて、自分がアナログ再生に何を求めているかということと、今までなぜ何度もTD-124の音に惹かれることがあったのかということに合点がいったことが大きかったかと思います。氏は、TD-124はもっと良いカートリッジを使いたいとか、アームを変えてみようとかという欲求をほとんど抱かせず、これで音楽を聴くことで満足させてしまう様なプレーヤーであるというのです。氏はこの様な機器は楽しめるのだけど仕事にならないので3回入手して3回手放したということでした。私もそれなりの人生経験を持つ年になっているので、嗜好品であり・基本的に主観的で良し悪しが決まることが多いオーディオの音についていくら専門家とはいえ他人である方の言葉を鵜呑みにはしませんが、今回は氏が話されたことが、私が感じていたことを的確に説明できたのだと思いました。

実際に我が家のシステムで聞いてみるとまさにそんな感じです。音質的には私の耳には我が家のLP12に勝るとも劣りません。このLP-12は90年代の個体ではありますがTrampolin, EKOS、LINGO付きで当時のフラッグシップ構成。それにKrystal(カートリッジ)と 最新バージョンのT-Kable(フォノケーブル)をつけています。このモデルの発売当時の価格に今使っているカートリッジとケーブルのコスト加えるとレストアされたTD-124の軽く倍以上のものとなります。こう考えるとコスパは良い😅 今までかけたほとんどのすべてのレコードで、元々の録音の良し悪しに関わらず、それなりに音楽を楽しめることがTD124をやってきて一番良かったことと感じています。もちろん、あまりにも素が悪くて流石にちょっと…というレコードも数枚ありました。とは言っても、所詮オーディオ・マニアですの近々、手持ちのほとんど使っていないDL103をTD124で試してみたいと思っています。😁

終のターンテーブルをと求めたものですので末長く付き合っていきたいと思っています。LP-12はウィーンの友人に譲ってもらって手をかけて使ってきた思い出の品なのでこちらも大切にしていくつもりです。