あるきっかけもあって、私の愛する趣味であるオーディオと音楽鑑賞を自分ではどう進めて行きたいのか、ここ2〜3ヶ月考えていました。
それに加え 私も還暦を過ぎ、静寂な場にいると耳鳴りも聞こえることがあるようになり、診察を受けた耳鼻科の医者が言うには、私の聴力は年相応に正常だが、年齢と共に落ちてくるので、人間は自己保全のために耳鳴りが聞こえるようになることがあるとの事、要は身を危険から守るための聴力が落ちてきたよと知せる太古からの遺伝子に引き継がれた機能なのだそうです。とはいってもまだ十分にオーディオの音の聞き分けはできるし、家人が聞こえないと言う小さな音も聞こえます。しかし、ウィーンで行った数々のコンサートで補聴器を入れて聴きにきている年配の方々が多くいたのを思い出し、今のレベルでこの趣味をいつまで堪能できるのか? 10年? 15年?などと考えていました。
色々と悩み、まずはアナログ再生環境をより良くしていきたいという結論に達しました。レコード再生は技術的にもある一定の頂点に達していることから投資しても陳腐化することはあまり無いであろうと考えられること、最近特に好んで聴いている音楽はLP時代のものが多いこと、なんだかんたと手を加えてきた割には我が家のアナログ再生はまだ好みの域に達していないこと、レコードかけて音楽を聴くこと・中古レコード漁りが今はとても楽しいことなどが理由です。
私は90年代以降の録音された音楽は主にデジタルで再生で聞いていますが、デジタル再生機器に関して言うと、今のところ買える価格帯の機器でどうしても欲しいというものがないこと(無論、宝くじに当たれば当れば買いたい物はあります😁)、アナログに比べるとこれからも技術的には進歩していくことが考えれることなどの理由もあってしばらくはアナログ優先にするつもりです。
0 件のコメント:
コメントを投稿