https://www.aurorasound.jp/product/vidaprima.html#vidaprima1より引用 |
前回、アナログ環境のアップグレードに優先的に取り組むと書きました。
今使っているレコードプレーヤーはLinnのLP12 (こちらとこちら)で、アームもLinnなので幸い(?)うまく取り付けられるカートリッジには限りがあることもあり、私はLinnの純正のものを使うことにしています。とすると後はフォノイコ(こちら)か。一昨年帰国してから一度某国産メーカーのものを衝動的に入手し試したことがあるのですが我が家のシステムではあまり好みの音ではなく、かといって処分もしづらくで押し入れにしまってあるという失敗も既に犯していますので引け目を感じつづのスタートです。
前から気になっていたのが、オーロラサウンドのVIDA。12年ほど前に発売された頃から気になっており、LCRというのにとても憧れていました。今はMKIIバージョンにアップグレードされています。 一度は購入しかけたのですが、躊躇してやめたという経緯もあります。
5月の連休に県外に行った際に、某ショップに試聴に行ったのですが、たまたま試聴予約時間直前にデモ機が故障したとの事で同じVIDAでもPrimaを聴かせてもらいました。 ヘンリク・シェリングとロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のチャイコフスキー バイオリン協奏曲のオランダプレスのLP(こちら)をかけてもらいびっくり、ウィーンのコンサートを彷彿させる音場感が目の前に。 デモ・システムは超弩級ハイエンド機器で構成されていましたが、それにしてもオーディオマニアとしてこんな音は家では絶対に出せないという挫折するというトラウマになるぐらいすごかった。このシステムで幾つか他のLPも含めた音源でMKII同等の価格帯(つまりPrimaの価格の3〜4倍のもの)の他のフォノイコと3割ほど値段の高いものを聴かせてもらいました。結果としては私にとってはPrimaの音の方がいずれより好みでした。こうなると俄然、VIDA MKIIへの渇望が再燃してきました。
ちなみに、この後、上述のシェリングとコンセルトヘボウのLP(オランダ盤)を入手。家で聞きました。 やはりこの盤は優秀録音・優秀プレスで、ショップで聴けたレベルでは全くありませんが、ライブ・コンサートを彷彿させる音場感いっぱいの音でした。
上に書いたようなことを、オーディオの先輩でたまたま高校も先輩だった友人とFBのメッセンジャーでお喋りをしていたら、Prima を貸していただけることになり、しばらく我が家のシステムで聴けることになりました。うちで聴いてもとても良い音です。 私が使っているAudio Note Kits L3 Phono (改)が若干良いというところもありますが(負け惜しみ?)、何せ今までのアップグレードに使った部品代だけでPrimaが買えてしまいます😅ので、軍配はPrimaに上がるでしょう。 オーディオにこだわりを持っていたとしてもよっぽどのことがない限りPrimaで十分かと思いました。オーディオファイル用の機器・フォノイコとしてのコスパはトップクラスだと思います、お勧めです。
でも、私はもう少しこだわりたい。ということで既に何度か試聴したVIDA MKIIをもう一回聞きたいと思いました。
つづく
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